Honda Racing F1 Teamは15日、スペイン・ヘレスサーキットで、今年のテスト日程をすべて終了した。
クリスチャン・クリエンとジェームズ・ロシターが、今回のテストを担当。さらにこの2人に加え、インディカー・ドライバーのマルコ・アンドレッティが、金曜日に初めてF1を走行した。
クリエンとロシターは初日の水曜日から車体セットアップと、新しいブリヂストン・ポテンザタイヤのロングランでの評価と車体セットアップを先週から継続して行った。クリエンは123周、ロシターも97周をこなした。
翌2日目の午前中は、クリエンが車体セットアップ、ロシターがニュータイヤでの走行、続いて空力評価と、異なった作業を行った。そして午後には、ともにロングランでのタイヤテストをこなす。クリエン113周、ロシター117周を走り、マシンの抜群の信頼性を証明した。
ロシターは最終日の午前中、さらなる車体セットアップ作業に集中し、66周を走行。クリエンは昼食後にロシターのマシンを引き継ぎ、午後だけで56周を走った。
またこの日、F1マシンのドライブのチャンスを得たアンドレッティは、午前9時から、まずコースに慣れることからスタート。続いてマシンの慣らし走行を行い、徐々に感覚をつかみながら午前中は33周を走行した。午後はさらに35周をこなしてタイムを更新、この日は最終的に68周走行した。
■クリスチャン・クリエン
「今回はロングランを走って、長距離走行でタイヤがどんな挙動を見せるかの確認に集中した。ほかにも制御系で進化を試すための多くの仕事をこなすことができた。これまで3週間テストを続けてきたことで、チームにもすっかりとけ込み、このマシンのドライブにもなじめたと思う。2日半ぶっ通しで走っても、肉体的にはまったく問題ないね。1月のテスト再開が待ち遠しいよ」
■ジェームズ・ロシター
「今年最後のテストとして、非常に生産的な3日間だった。ここまでずっと、タイヤに慣れ、理解を深める作業を続けてきたけど、マシンの信頼性も高く、連日多くの周回がこなせた。今回集めたデータが、来年のマシン開発に貢献してくれることを信じているよ」
■マルコ・アンドレッティ
「もっと楽しみたかっただけに、この一日だけの走行というのは悔やまれるよ。トラクションコントロールとブレーキに慣れるのに、少し時間がかかったけど、いったん慣れると、マシングリップの感覚もつかめるようになり、タイムも安定した。レベルの高いチームが歓迎してくれて、テストに参加させてくれたことをとても感謝してるよ。来シーズンも活躍できるチームだと確信してるよ」
■マーク・エリス ビークルパフォーマンス・チーフエンジニア
「今週も引き続きブリヂストンタイヤの理解、特にロングランのケースに集中した。この3週間、RA106はすばらしい信頼性を示してくれた。そのおかげでニュースペックタイヤを履いて、8000km以上走ることができた。ウインターテストの始まりとしては完ぺきだし、1年の締めくくりとしても文句ない。チームスタッフは一丸となって、マシンの進化に貢献してくれた。待ちに待ったクリスマス休暇が終わると、再び1月からテストが始まる。
それから今回、マルコ・アンドレッティに初めてのF1走行の機会を与えることができたことをうれしく思う。彼は実年齢に似合わぬ成熟したプロフェッショナルな姿勢でテストに臨んだ。そしてすばらしいパフォーマンスを発揮してくれたよ」
■ジル・ド・フェラン スポーティングディレクター
「マルコがチームに参加し、マシンをドライブしたことは、本当にすばらしいことだ。彼は、F1マシンを初めてドライブしたが、たった1回のテストという大変短い間でマシンとコースにすぐ慣れ、よくがんばった。マルコの初めてのF1走行は、いい経験になったと思うよ」
|