Formula 1 Honda Racing
モータースポーツ > F1 > ニュース > ヘレス・テストレポート
 
ヘレス・テストレポート
2006年12月8日(金)

 Honda Racing F1 Teamは8日、スペイン・ヘレスで行われたシーズンオフ2回目となるテストを終了した。今回の主な目的は、前週同様ブリヂストン・ポテンザタイヤの性能評価。ドライバーはルーベンス・バリチェロとクリスチャン・クリエン、ジェームズ・ロシターだった。

 初日の水曜日は、クリエンとロシターが走行。前夜の雨のため、午前中はまだ路面が濡れており、ウエットタイヤでの走行となった。昼頃には快晴に恵まれ、完全にドライコンディションに。予定されていたテストメニューが、本格的に始まった。移籍してきたばかりのクリエンは、安定したバランスを見つけるため、マシンに慣れることに専念し、90周を走り切った。ロシターもセットアップ作業に集中し、104周を走行した。

 2日目は、ロシターに代わってバリチェロが参加。最適なマシンバランスを見つけ、その後はサスペンション評価、全般的なセットアップ作業などをこなしながら、順調に105周を走った。一方クリエンは、空力プログラムに集中。終盤には電気系のセットアップも行い、周回数は99周だった。

 最終日は朝方まで強い雨が降り、セッション開始が若干遅れた。当初、バリチェロとロシターは深溝のエクストリーム・ウエットタイヤで走行。路面が乾き始めると、通常のウエットタイヤに移行した。バリチェロは短い走行を繰り返し、エンジン制御セッティングを確認。ロシターはより長い周回での、タイヤ評価を行った。午後には路面もほぼ乾き、ドライタイヤでのセッティング作業、そしてタイヤ評価に集中。バリチェロは66周、ロシターは109周の周回数だった。

 Honda Racing F1 Teamの今年最後のテストは、13日から15日まで、同じヘレスサーキットで行われる。

ルーベンス・バリチェロ
「バルセロナに比べて、クルマのバランスがよりよくなって、いい感じだね。先週来の作業に加えて新しい評価プログラムを行った結果、どの方向に開発を進めていけばいいか、十分な手応えを得ることができた。この2日間は順調で、特に昨日は多くの周回をこなすことができた。マシンの信頼性は、抜群だね。これが僕にとっては、今年最後のテストになる。ハードワークをこなし、同時に楽しい時をいっしょに過ごしてきたスタッフに、ありがとうと言いたい。2007年の進化がとても楽しみだ」

クリスチャン・クリエン
「これが2度目のテストになるけど、前回同様すべてが非常に順調だった。いくつか特別なテストもこなせたし、性能を100%引き出すためのタイヤに対する理解も、ずいぶん進んだしね。全般的なマシンセットアップ作業も、かなりの量をやり遂げたよ。今週のテストで、クルマはさらに乗りやすくなった感じだ。とにかくHondaとの仕事を、すごく楽しんでるよ」

ジェームズ・ロシター
「今週も多くのこと、特にタイヤのよりよい使い方について、わかった。初日の午前中はウエットだったけど、午後からはちゃんとドライで走れたしね。3日目の完全ウエット路面では、初めてエクストリーム・ウエットタイヤを試すこともできた。午後になって路面が乾いてからは、マシンバランスの向上に専念した。ロングランでのバランスは、かなりよくなったと思う」

マーク・エリス ビークルパフォーマンスチーフエンジニア
「新しいブリヂストンタイヤへの習熟作業も進み、先週同様非常に実りあるテストとなった。バルセロナのテスト終了後、収集した膨大なデータを分析してきた。それを基に今回、マシンセッティングで新たな方向性を見出した。それは非常に有効だったし、戦闘力を上げることもできた。天気が不安定だったことで、新しいウエットタイヤも試せたしね。こちらも安定して、高性能を発揮していたよ」

 
ページの先頭へ