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佐野教授の手紙

アメリカからその1
 ホテルのレストランではじめて本格的な洋食を食べましたが、オーストラリア産のエビですが(もちろん注文して)それだけでも食べきれない程大きいのですが、大味であまりうまくありませんでした。25日もリバサイドでテストをしましたが、前日の努力がむくわれて、車体は良くなったと云われましたので、すっかり気を良くしました。監督も「もう佐野君はいらないんじゃないか」と空港で云うほどです。
 午后エンジンがパーになったので、(寿命ですので心配なし)こわれた部品を直すために又一人でロスへ戻されました。バックナムが丁度ロスへ帰るので彼のフォード350GTに彼の友人2人といっしょにのって来ました。これで今日までのストーリーが終りになるのですが、たまたまホテルに日本のホンダからスポーツのテストに来ていた人々(3人)に会ったので夕食を共にしました。彼らは3ヶ月滞在していたのですっかり馴れていて、フリーウエーを20分も走ってロングビーチ(かの有名な)に行きました。昼間だったらすばらしい眺めのはづの海岸通りをドライブしてすばらしいレストランで楽しい夕食をしました。テストのまとめはホテルですましたのですっかり気軽になったせいか、アルコールも食事も大変進んで最高でした。但し勘定が4人で30ドルです(でも安いと思います。こちらの食事は量が多くてサービスが良いので高いと思いません。1ドル=100エンと考えると丁度良い様です)。
 今、ロングビーチから帰ってシャワーを浴びた所でEverything all right で手紙を書く気になったのです。但し今はもう夜中の1時25分です。明27日はアメホンを基地にして部品を修理(溶接と機械加工)して、夕方の6:30の飛行機でシカゴ経由でロチェスターに行く予定です。御心配なく。
 勝子、宇彦、宙彦によろしく。
 乱筆にて失礼します。時間が有れば又手紙を書きます。

ロス郊外にて
佐野彰一





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