過去にも何度か導入されたことがある、ステージ1のスタート順を決める非常に短いステージが導入されることになりました。
2020年は一部の区間で導入されていた、スタート直前のロードブックの配布が2021年からはすべてのステージで適用され、バイクはスタート20分前、クルマやトラックはスタート10分前に配布されるようになります。これは、全ライダー・ドライバーが公平にナビゲーションを行えるようにするためです。
大会中使用できるバイク部門のリヤタイヤは全ステージ合わせて同一ブランド同一モデルで6本以内に制限されます。
救急救命講習を受け、修了した者だけが出走できるようになりました。
ライダーに対して慎重なライディングを促すため、エンジン交換ペナルティーが導入されていますが、2021年からは2回目のピストン交換を行った際には、エンジンのほかの部分が変わらない場合でも、タイムペナルティーを受けることになります。
給油中とニュートラルゾーンではメカニックによる補修作業は禁止となりました。
これは、ライダーに対して慎重なライディングを促すためです。
15分間の休憩時間は燃料補給とライダーの休憩のために確保されています。
2021年からダカールラリーの二輪・ATV部門ではエアバッグベストの着用が必須となりました。
エアバッグベストはMotoGPなど、ほかのカテゴリーで重大なクラッシュ時の負傷の重症化を軽減する目的で使われています。
ハザードレベル2と3のゾーンへのアプローチでは警告音が鳴り、注意喚起を行います。さらに、特にトリッキーで危険な区間は、時速90kmに制限される「スローゾーン」が新設されました。