Dakar Rally 2020
Rest Dayリヤド
2020年1月11日(土)
念願のダカールラリー制覇に向けて、Monster Energy Honda Teamのリッキー・ブラベックが総合トップで明日からの後半戦に臨みます。しかし、後半戦は前半戦にも増してタフなラリーになるので、簡単に勝てるわけではありません。
Monster Energy Honda Teamは前半戦を総じていい結果で終えました。初めてサウジアラビアで開催されたダカールラリーで、ブラベックが総合首位につけています。ステージ優勝を2度果たし、総合2位との差は約20分あります。そのリードをゴールのキッディヤまで維持したい考えです。
総合4位のホセ・イグナシオ・コルネホ、総合5位のホアン・バレダも並みいるライバルの中、総合上位につけています。成長著しいコルネホは、自身初のステージ優勝を果たしました。バレダはステージ1での転落で1カ月前に負ったわき腹のケガを悪化させてしまい、苦しいスタートとなりました。しかしステージを追うごとに復調していて、後半戦ではさらなる好走が期待できます。
ケビン・ベナバイズはステージ優勝に向けて走っていたステージ6でマシントラブルに見舞われました。何とかステージ6を完走し、後半戦での起死回生を狙います。
ステージ7のスペシャルステージ(SS)は、ダカールラリー2020の中で最も長い546kmになります。砂地と砂丘が続き、ナビゲーションは困難を極めるでしょう。
ステージ7
リエゾン:195km / SS:546km / 合計:741km
レストデイから一転し、ステージ7はダカールラリー2020の中で最も長く変化に富んだステージです。コース全体に砂丘が点在していて、選手はそれを乗り越えていきます。砂丘を越えながらも、ナビゲーションには常に気を配らないといけません。スピードとナビゲーションの両立が必要です。
ルーベン・ファリア | ジェネラルマネージャー
「リッキー(・ブラベック)は昨年と同等か、それ以上に好調です。ホアン(・バレダ)、ナチョ(・コルネホ)と合わせて3選手が総合5位以内で、すばらしい結果です。昨日はケビン・ベナバイズがゴールまで40kmのところでステージ優勝のチャンスを失ってしまい残念です。彼はここまで非常にいい走りをしていました。私も選手経験があるので分かりますが、このように自分たちの手に負えないことも起こりうるのです。総じてチームの雰囲気はよく、マシンも好調です。正しい方向に進んでいると感じます。まだ6ステージが残っていて、後半戦こそが正念場です。キッディヤのゴールまで地に足を付けてがんばります」
ケビン・ベナバイズ
「ステージ6でステージ優勝を目指してバトルをしていたところ、スペシャルステージの435km地点でマシントラブルに見舞われました。ゴールまであと40kmでしたが、全く前に進めませんでした。そのまま2時間が経過したころ、通りがかったレオ・コーラ選手(KTM)がマシンを牽引して助けてくれました。スペシャルステージを完走できたのは彼のおかげです。気を取り直して後半戦に臨みます。ダカールラリーですから、このようなトラブルも起こりえます」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム | 差 | ペナルティー |
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1 | 9 | リッキー・ブラベック | Honda | 23:43'47 | - | - |
2 | 5 | P.クインタニラ | ハスクバーナ | 24:04'43 | +00:20'56 | - |
3 | 1 | T.プライス | KTM | 24:09'26 | +00:25'39 | 00:02'00 |
4 | 17 | ホセ・イグナシオ・コルネホ | Honda | 24:09'28 | +00:25'41 | 00:01'00 |
5 | 12 | ホアン・バレダ | Honda | 24:16'45 | +00:32'58 | - |
6 | 2 | M.ウォークナー | KTM | 24:17'26 | +00:33'39 | - |
28 | 7 | ケビン・ベナバイズ | Honda | 27:47'51 | +04:04'04 | 00:15'00 |