モロッコラリーが終わり、Monster Energy Honda Teamの2017年におけるレースプログラムがすべて終了しました。FIMクロスカントリーラリー世界選手権の2017年シーズンは4月初旬のアブダビで始まり、同月中旬のカタールへと続きました。

世界を股にかけ、クロスカントリーラリー世界選手権の全5戦やそのほかのラリーイベントなどに参加したMonster Energy Honda Team。クロスカントリーラリー世界選手権ではポイントランキング2位を獲得するなど、2017年はチームにとって充実したシーズンになりました。

ライダー、マシン、チームのすべてが特筆すべきパフォーマンスを見せ、非常にいいかたちでシーズンを締めくくりました。ソノララリー、バハアラゴン、ベガストゥリノ、デサフィオ・ルータ40、バハインカ1000での優勝やアタカマラリー、モロッコラリーでの準優勝、そして来るラリーへの準備がMonster Energy Honda Teamをより強固なものにしています。

先日終了したモロッコラリーでは、チームの高い競争力が証明されました。5つの過酷なステージの最後の瞬間まで、CRF450 RALLYはライダーのチャレンジに完ぺきに応えました。チームが表彰台を獲得したことで、CRF450 RALLYの信頼性が実証されました。

パウロ・ゴンサルヴェスがケガでリタイアとなる中、クロスカントリーラリー世界選手権でポイントランキング4位につけるチームメートのケビン・ベナバイズが勝利を目指してモロッコラリーに挑みました。熱い戦いの末、ベナバイズはポイントランキング2位を獲得しました。世界選手権における初のステージ制覇をモロッコラリーで果たしたリッキー・ブラベックは3位表彰台を獲得しました。

母国ポルトガルに戻って負傷した右手の精密検査を行ったゴンサルヴェスは、2週間の安静後に練習を再開しました。インフルエンザの影響でモロッコラリーを走れなかったマイケル・メッジもすでに回復し、筋力トレーニングを行っています。

Monster Energy Honda Teamにとって、これまでに行われたクロスカントリーラリー世界選手権やそのほかの大会への参加は、来るビッグイベントであるダカールラリーへの準備の一環です。

11月中には、ダカールラリーに向けてすべての装備のセットアップが行われる予定です。