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ラリー

Stage2

SCHEDULE

June 9 2014 Sardegna Rally Race 2014 Stage2

イタリアイタリア

パウロ・ゴンサルヴェス選手がサルディーニャ・ラリーの第2ステージを制して総合トップの座を奪取。ホアン・バレダ選手は3位フィニッシュ

FIMクロスカントリーラリー世界選手の、2013年シーズンチャンピオンであるパウロ・ゴンサルヴェス選手(Team HRC)は、サルディーニャ・ラリーの第2ステージで優勝を飾り、総合1位となりました。チームメートのホアン・バレダ選手もポディウムフィニッシュ、エルダー・ロドリゲス選手もトップ10フィニッシュを果たしました。

  • パウロ・ゴンサルヴェス選手パウロ・ゴンサルヴェス選手
  • ホアン・バレダ選手ホアン・バレダ選手
  • エルダー・ロドリゲス選手エルダー・ロドリゲス選手
  • パウロ・ゴンサルヴェス選手パウロ・ゴンサルヴェス選手
  • Team HRCTeam HRC

ゴンサルヴェス選手の第2ステージでの優勝は、安定感と粘りのある走り、そしてロードブックの正しい解読によって実現しました。第1ステージでは、ゲート開閉のためにマシンを降りたことによるタイムロスで、3位まで順位を落とし、第2ステージを3番手でスタートしましたが、ステージのベストタイムを記録する好調なペースで走り、2位と1分27秒の差をつけ、総合1位となりました。

バレダ選手は3位で第2ステージを完走。給油ポイントまではステージのベストタイムで走っていましたが、そのすぐあと、ナビゲーションミスで誤ったルートを走り、ほかのライダーとの衝突をぎりぎりで避ける場面もありました。なんとかリカバーしたバレダ選手はペースを取り戻し、無事ゴールしました。

ロドリゲス選手もバレダ選手同様、ロードブックの読み間違いから数分のタイムロスを喫し、ステージを9位でフィニッシュ、総合8位となりました。

明日のステージは、アルバタックスからサン・レオナルドまでで争われる、マラソンステージです。このステージでは、ライダーたちはチームからのテクニカルサポートを受けられません。サン・レオナルドの中世の教会に到着後、マシンは車両保管所に収容されます。

コメント

パウロ・ゴンサルヴェス選手(ステージ2 / 優勝、総合1位)
「今日は非常にいいステージでした。3番手でスタートしてトップでゴール。自分としてもチームとしても、満足のいく結果です。マシンも完ぺきでした。3日間が残っていますが、総合成績でリードしています。優勝に向けて、単純なミスがないよう集中して、いい結果を出せるように集中力をキープする必要があります」

ホアン・バレダ選手(ステージ2 / 3位、総合4位)
「今日はいい一日でした。特に序盤は、ナビゲーションの読みがさえ、プッシュすることができ、前のライダーたちを追い上げることができました。給油のあと、前を走っていた(ジェラルド)ファレス選手(ガスガス)に追いつくことができましたが、互いにミスがあり、森林の中で危険なシーンもありました。その後はナビゲーションに集中し、最後までいいペースで走れました。いいステージでした」

エルダー・ロドリゲス選手(ステージ2 / 9位、総合8位)
「今日は(プロローグステージを含め)サルディーニャ・ラリーの3日目。高速でテクニカル、常時ナビゲーションを求められるスペシャルステージもある、170kmのロングステージでした。ナビゲーションによって、1カ所のタイムロスがあり、道路に戻りましたがまた少しタイムロス。いいことではありませんが、クラッシュしなかったことは幸いでした。後半はペースを上げて追い上げましたが、トップとの差はあまり縮められませんでした。最後までベストを尽くします」

ウルフギャング・フィッシャー | Team HRC チーム監督
「今日もTeam HRCにとっていい結果となりました。ゴンサルヴェス選手が、3日間のうちの2ステージを優勝で飾れたことも重要ですが、なにより総合トップになったことが重要です。バレダ選手はいいステージを走り、給油ポイントまではリードしていましたが、そのあとは困難なシチュエーションもありました。幸い、大きな事故にはなりませんでした。ロドリゲス選手にとっても順調なステージで、ナビゲーションミスは1つ、数分のタイムロスとなりました。一日が終わってみると、ライダー全員が総合トップ10入りを果たし、ゴンサルヴェス選手はポイントリーダーです。これから、ノートラブルのためのマシンの整備、そして明日のマラソンステージ第1部に向けて、準備に集中できます。明日から2日間、このマラソンステージのカギとなるステージが続きます」

TOMORROW'S STAGE

第3ステージ アルバタックス~サン・レオナルド
スペシャルステージ4/85km、スペシャルステージ5/125km 合計/210km

2日間をかけて、アルバタックスからサン・テオドロまでで戦うサルディーニャ・ラリー2014のマラソンステージが始まります。難易度が高く、ライダーたちはチームのサポートのない状態での完走を求められます。

サルディーニャ・ラリーの第3ステージは距離が長く、世界選手権ライダーにとっても、難易度の高いステージです。独特の構成で、タフなステージです。

ライダーたちは、支援車両でスペシャルステージのチェックポイントまで運ばれ、その後はアシスタンスポイントまでの勝負となります。スペシャルステージの4割は独特のコースで、ムッギアネッヅ森林ヤード~サン・セバスティアーノ~ウァッツォと続き、トナーラ、そしてソルゴノ付近のプラヌでゴールします。ライダーには体力と高度なナビゲーション能力が求められ、地形も方向も頻繁に変化します。山の稜から谷の深い草木の合間を縫って準備されたトレール、フィヨルドやテクニカルなコースなど、バラエティに富んでいます。

スペシャルステージ終了後、アスファルトの道路でアッツァーラ、サムゲーオ、アライを抜け、グリギーヌまで移動し、そこでライダーたちは次のスペシャルステージに向けた整備を受けることができます。このスペシャルステージは、グリギーヌ山からサンルシア高原までを走ります。最後のステージはモンテアルチからチリア近郊までで争われます。

最終リエゾンは、ティリア~サン・レオナルド間を舗装道路や砂利道で、シマージス、ソラン、ミリス、ボナルカドと移動します。

リザルト

第2ステージ順位
順位 ライダー マシン タイム/差
1 パウロ・ゴンサルヴェス Honda 3:22'28
2 A.ボテューリ ハスクバーナ +1'27
3 ホアン・バレダ Honda +2'15
4 M.コマ KTM +3'11
5 O.ペイン ヤマハ +4'15
 
9 エルダー・ロドリゲス Honda +8'02
総合順位
順位 ライダー マシン タイム/差
1 パウロ・ゴンサルヴェス Honda 5:49'33
2 A.ボテューリ ハスクバーナ +1'25
3 M.コマ KTM +2'45
4 ホアン・バレダ Honda +4'52
5 A.モンレオン KTM +5'54
 
8 エルダー・ロドリゲス Honda +11'21