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August 27 2014 Rally dos Sertoes Stage4
ブラジル
パウロ・ゴンサルヴェス選手(Team HRC)は、ラリー・ドス・セルトエス第4ステージで優勝しました。ゴンサルヴェス選手はステージ序盤から快走し、総合首位との差を縮めました。チームメートのエルダー・ロドリゲス選手も安定した走りをみせ、ステージ3位で完走しました。
ラリー・ドス・セルトエスの中間点となる第4ステージは、赤みがかったブラジルの空を背景に、さまざまな路面で戦われました。パラカトゥからスタートし、125km地点からは雨風にさらされ、荒れ放題の狭く固い路面を走行。ラリー最長となる363.85kmのスペシャルステージをフルスロットルで駆け抜けました。途中、砂ぼこりや小川、浅瀬といったバラエティー豊かなコースを走破して、サン・フランシスコ川をフェリーで渡り、ゴール地点のサン・フランシスコに到着、全長585.30kmのステージが終了しました。
Team HRCは、ステージ優勝と3位を獲得し、ゴンサルヴェス選手はここまでで3度、スペシャルステージ最速タイムを叩き出しました。優勝しか眼中にないゴンサルヴェス選手は、若干のミスでタイムロスがあったにもかかわらず、第4ステージで優勝し、マルク・コマ選手(KTM)とのタイム差を1分15秒短縮して2分差まで迫りました。
ロドリゲス選手も安定したパフォーマンスでステージ3位。4位フィニッシュのジェアン・アゼベド選手(Honda Brazilチーム)との差を縮めることに成功しました。
明日は、マラソンステージが待ち受けています。マシンの整備が一切許されず、レースが終わるとマシンを車両保管所に収容するルールで、その分、マシンの準備が重要となるだけでなく、ステージ中はマシンを酷使しない走りが求められます。
パウロ・ゴンサルヴェス選手(第4ステージ/優勝、総合2位)
「かなりいい一日でした。3番手スタートからプッシュしました。途中で小さなミスがあり、一瞬、集中力が途切れてタイムロスをしましたが、終盤は全力で走り、ステージ優勝できました。マシンもチームも絶好調で、本当にいい状況です。ちょうど中間点にさしかかりました。ここから数日間、戦い続けます」
エルダー・ロドリゲス選手(第4ステージ/3位、総合4位)
「今日は、非常に長いステージでした。岩、砂、固い路面、ナビゲーション、とにかく長い一日でした。スタートで少しタイムロスはありましたが、全力でプッシュしていいペースを作って、終盤戦ではいいタイムで走ることができました」
ウルフギャング・フィッシャー | Team HRC チーム監督
「今日は360kmにも及ぶ、このラリーで最長のスペシャルステージでした。ゴンサルヴェス選手はステージ優勝を果たし、ロドリゲス選手もポディウムと、両選手とも着々とポジションアップしています。総合順位でも、ロドリゲス選手はあと少しでポディウムに届きますし、ゴンサルヴェス選手は優勝を狙っています。あと3日、がんばります。マシンはなんら問題なく、ライダーたちもチームも士気が高い状態です。今日の夜は、メカニックたちが明日から2日間にわたるマラソンステージに向けて、入念にマシンの準備をします。マラソンステージでは、メカニックがマシンの整備をすることが禁止となります。ライダーたちはキャンプに泊まり、マシンも車両保管所に収容されます」
第5ステージ サン・フランシスコ~ディアマンティーナ
リエゾン/223.57km、スペシャルステージ/335.98km、リエゾン/85.89km 合計/645.44km
順位 | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|
1 | パウロ・ゴンサルヴェス | Honda | 4:24'02 |
2 | M.コマ | KTM | +1'15 |
3 | エルダー・ロドリゲス | Honda | +6'49 |
4 | ジェアン・アゼベド | Honda | +7'18 |
5 | J.ビラドムス | KTM | +7'32 |
順位 | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|
1 | M.コマ | KTM | 9:43'55 |
2 | パウロ・ゴンサルヴェス | Honda | +2'04 |
3 | ジェアン・アゼベド | Honda | +9'13 |
4 | エルダー・ロドリゲス | Honda | +11'33 |
5 | J.ビラドムス | KTM | +14'20 |