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October 3 2014 Morocco Rally Preview

モロッコモロッコ

Team HRC、新体制でモロッコラリーに挑む

Team HRCは、終盤を迎えるFIMクロスカントリーラリー世界選手権のモロッコラリーで、ダカールラリー 2015に向けた最終調整に入ります。チームにとってのトップ・プライオリティーは総合優勝を争うパウロ・ゴンサルヴェス選手(Team HRC)のサポートです。

  • Team HRCTeam HRC
  • エルダー・ロドリゲス選手エルダー・ロドリゲス選手
  • ホアン・バレダ選手ホアン・バレダ選手
  • パウロ・ゴンサルヴェス選手パウロ・ゴンサルヴェス選手
  • ライア・サンツ選手ライア・サンツ選手
  • ジェレミアス・イスラエル選手ジェレミアス・イスラエル選手
  • Team HRCTeam HRC

10月4日(土)にスタートを切るモロッコラリーでTeam HRCは、ホアン・バレダ選手、エルダー・ロドリゲス選手、パウロ・ゴンサルヴェス選手に加え、ジェレミアス・イスラエル選手、ライア・サンツ選手が新たに参戦します。5名のライダーは今週、既にモロッコ入りしてCRF450 RALLYでテストを重ね、車検やテクニカルチェックに向けて万全の体制で挑みます。

現・世界チャンピオンのゴンサルヴェス選手は、今シーズンも好調な走りで現在ポイントランキング2位。ポイントリーダーのマルク・コマ選手(KTM)とはわずか10ポイント差です。前回のモロッコラリーで総合優勝のタイトルを手に入れたゴンサルヴェス選手は、今回のモロッコでも優勝を獲得できるか、期待がかかります。アブ・ダビやカタールで見せた、レベルの高い走りが求められるのは間違いありません。

バレダ選手とロドリゲス選手にとって、モロッコラリーでの参戦は、最終目的であるダカールラリー 2015へ向けての最後の調整の場とも言えます。Team HRCのダカールラリー 2014でのトップライダーたちとして、モロッコではCRF450 RALLYの最終調整にフォーカスし、来年1月4日(日)にスタートするダカールラリー 2015に万全の体制で挑みます。

チームライダーとしてデビューするジェレミアス・イスラエル選手(チリ、33歳)とライア・サンツ選手(スペイン、28歳)にとっても、今シーズンまだ参戦していないライダーとして、モロッコラリー参戦は重要な意味合いを持ちます。イスラエル選手は、ダカールラリー 2014での事故以来初の参戦で、またサンツ選手は今回、世界ラリーレイド初参戦となります。エルフード近郊のホテルベレーレで行われた車検およびテクニカルチェックの初日では、Team HRCは当然のことながら、全く問題なく各チェックを通過しました。

10月4日(土)から、6ステージにわたり、FIMクロスカントリーラリー世界選手権・モロッコラリーが戦われます。エルフードをスタート地点とする第1ステージは321kmの内、276kmがスペシャルステージとなります。砂や砂丘の多いステージですが、ハイスピードコースもあり、ロードブックを読み違えないように細心の注意が必要とされます。

コメント

山崎勝実 | ダカールラリーTeam HRC代表
「準備はここまでは順調に進んでいます。ライダーたちのコンディションもよく、マシンのセットアップもかなりいいと思います。車検も問題なくクリアして、あとはレースのスタートを待つだけです。チームは7カ国から26名のメンバーで構成されています。明日のスタートが楽しみです。今回のモロッコの気候は昨年と違って、雨が多く、相当難しいレースになると思いますが、ベストを尽くします」

マルティーノ・ビアンキ | Team HRC ゼネラルマネージャー
「世界チャンピオンシップの最終ラウンド、モロッコラリーが始まろうとしています。我々のダカールラリーに向けた準備として、非常に重要なレースです。今回、Team HRCの5名のライダー勢ぞろいで参戦するのは初めてで、Hondaの目的であるマシンのテクノロジーを進化させる意味でも重要なレースです。マシンの改良点をモロッコでテストして、ダカールに向けてできるだけいい形で準備したいと思います。モロッコラリーに向けて準備は確実にしてきましたので、チームが楽しみながら、いいレースができることを期待しています」

ウルフギャング・フィッシャー | Team HRC チーム監督
「モロッコラリーは、2014年FIMクロスカントリーラリー世界選手権の最終戦です。今シーズンは、ここまではエキサイティングなシーズンでした。初戦アブ・ダビと第2戦カタールで優勝。サルディーニャでは多少ポイントを落としましたが、続くブラジルでは2位。まだまだ総合優勝は狙えます。ポイント獲得のために、とにかくがんばります。大きなチームで、エキサイティングなレースとなると思います。初めて5名のライダーでレースに挑みます。全員、準備万端で士気も高いので、とにかくいいレースを期待しています」

TOMORROW'S STAGE

10月4日(土)
第1ステージ/エルフード~ダミア
リエゾン:27km、スペシャルステージ:276km、リエゾン:17km/合計:321km

モロッコラリーの第1ステージでは、ナビゲーションが重要なポイントとなります。砂の多い地帯から、南に向かってハイスピードで危険をともなうコースを経て、メルズーガのサービス地点へと向かいます。そこから、シェビ砂丘を越え、さらに砂の多いコースを上り、出口を探す難しさとも戦うことになります。ステージ終盤では高速コースとなりますが、ロードブックに細心の注意を払いながら走る必要があります。