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Preview

SCHEDULE

January 3 2015 Dakar Rally Preview

アルゼンチンアルゼンチン

Team HRC、ダカールラリー2015に向けて視界良好

ダカールラリー2015は、いよいよ明日1月4日に第1ステージを迎えます。Team HRCは準備万端。Hondaチームとして、Team HRCとHondaサウスアメリカ(HSA)ラリーチームが公式記者会見に臨みました。HRC副社長の中本修平がプレゼンターを務め、ライダーたちはそれぞれの意気込みを述べました。

  • Team HRCTeam HRC
  • プレゼンテーションの様子プレゼンテーションの様子
  • プレゼンテーションの様子プレゼンテーションの様子
  • (左から)ウルフギャング・フィッシャー Team HRC チーム監督、マルティーノ・ビアンキ Team HRC ゼネラルマネージャー(左から)ウルフギャング・フィッシャー Team HRC チーム監督、マルティーノ・ビアンキ Team HRC ゼネラルマネージャー
  • HondaサウスアメリカラリーチームHondaサウスアメリカラリーチーム
  • 中本修平 HRC副社長中本修平 HRC副社長

Team HRCのライダーは、ホアン・バレダ選手、パウロ・ゴンサルヴェス選手、エルダー・ロドリゲス選手、ジェレミアス・イスラエル選手、ライア・サンツ選手の5名全員が参加。HSAラリーチームも、ハビエル・ピゾリト選手、ジェアン・アゼベド選手、ダニエル・グート選手、ハビエル・ロドリゲス選手、デミアン・ギラル選手が参加しました。

ライダーたちは、Honda CRF450 RALLYの信頼性と安定性、パワーについて紹介し、すべてのステージでトップを走れるマシンであることをアピール。会見で中本修平HRC副社長は、Hondaチームのライダー全員の成功を祈り、以下のように述べました。

「プレッシャーをかけたくはありませんが、チームがすばらしい結果を残し、勝利をつかみ取ることを願っています。レースではさまざまなことが起こりますが、我々はこれまでの経験でどうすればいいかを学んできました。チーム、ライダーともに、このチャレンジへの準備は万全です。ここまですばらしい仕事をしてこられたことを、誇りに思っています」

この会見のあと、ダカールラリー2015の出場者たちは、アルゼンチン大統領官邸の「カサ・ロサダ」の前にあるポディウムでセレモニーに参加。ブエノスアイレスの街中に集まった大勢の観客から、大きな声援を浴びました。

コメント

ホアン・バレダ選手
「この1年間ハードワークを重ねてきたので、調子はすごくいいです。短いステージですから、初めは無理をしないように走りますが、翌日のスタートポジションをよくするために、プッシュが必要な場面もあると思います。大会中は一日ごとに戦況をしっかりと見据えながら、集中を切らさないようにしていきます。目標は、2週間後に総合優勝を勝ち取ることです」

パウロ・ゴンサルヴェス選手
「ダカールラリー2015に向けて準備は万全ですから、いい結果が得られることを願っています。Team HRCは、今大会に向けて本当にハードな準備を重ねてきて、我々のモチベーションもとても高いです。だれもがスタートを待ちこがれていることでしょう。いいレースになることを願っていますし、今までの努力が結実することを願っています。進化した新型マシンがそれを保証してくれると思います」

エルダー・ロドリゲス選手
「Hondaマシンで戦うダカールラリーは3度目ですが、プロジェクトは日々進化しています。私の目標は勝利を得て、Hondaの総合順位を可能な限り高くすることです。チームは一生懸命に準備をしてくれましたし、Hondaの優勝という明確な目的を持っています」

ジェレミアス・イスラエル選手
「自身3度目のダカールラリー参戦ができて、本当にうれしいです。ケガを回復させ、レースに向けた準備をしなければならず、私にとってはとても大変な一年間でした。Hondaチームの一員として、HRCとともに戦えることは本当にすばらしい機会です。新型マシンはすごく調子がよく、勝つチャンスは十分にあると思います」

ライア・サンツ選手
「すべての準備は完了しましたので、CRF450 RALLYに乗って戦うのが待ちきれません。今まで以上にいい状態でダカールに臨めると思います。優れたチームと最高のマシンで戦えるという、すばらしい機会を与えてくれたHondaとHRCに感謝しています。この信頼を、走りでお返ししたいと思います。大会が始まるのが本当に楽しみです」

TOMORROW'S STAGE

第1ステージ ブエノスアイレス~ビージャ・カルロス・パス(アルゼンチン)
リエゾン(移動区間):663km スペシャルステージ(競技区間):175km

広大なウォームアップステージ
第1ステージは1月4日(日)の朝5時15分にスタートします。225㎞のリエゾンを走り、ブエノスアイレスの北東に位置するバラデロで、175㎞のスペシャルステージへ。ビバーク(休息地)は、さらに北東へ進んだビージャ・カルロス・パスです。

舞台はアルゼンチンの郊外へ。コースはさまざまな特徴をあわせ持ち、高速路面と鋭いカーブがライダーたちを待ち受けます。今大会最初のスペシャルステージでは、ほとんどの選手が、本番の舞台でマシンについてなどさまざまなことを確認しながら走行します。それが終わると、また長いリエゾンを走り、最初のビバーク地へと向かいます。