STAGE 01

January 5 2014 Dakar Rally 2014 アルゼンチン

SCHEDULE

ホアン・バレダ選手とCRF450 RALLY、Hondaに25年ぶりのステージ優勝をもたらす

2013年10月、モロッコラリーとメルズーガラリーを立て続けに制した新型CRF450 RALLY。その強さはダカールラリー2014でも発揮され、Hondaワークス(TEAM HRC)復帰2年目にして、25年ぶりのステージ優勝をもたらしました。

ステージ:ロサリオ~サン・ルイス 809km
リエゾン(移動区間):629km  スペシャルステージ(競技区間):180km

  • ホアン・バレダ選手ホアン・バレダ選手
  • TEAM HRCTEAM HRC
  • パウロ・ゴンサルヴェス選手パウロ・ゴンサルヴェス選手
  • サム・サンダーランド選手サム・サンダーランド選手
  • ハビエル・ピゾリト選手ハビエル・ピゾリト選手

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1986年から89年にかけ、NXR750を擁してダカールラリーにワークス参戦し、4連覇を成し遂げたHonda。その最終年となった89年、Hondaワークスのライダーであるジル・ラレイが、12月25日にスタートした「パリ~チュニス~ダカールラリー」の第15ステージ(1月11日)を制しました。

昨年、24年ぶりにHondaワークス体勢として参戦を開始したTEAM HRCは、ダカールラリー復帰2年目の今年、最初のステージで新型CRF450 RALLYを駆るホアン・バレダ選手が、難易度の高い180kmのスペシャルステージ(競技区間)を2時間25分31秒で快走し、ステージ優勝。Hondaは25年ぶりに勝利の喜びを味わいました。

早朝4時、ライダーたちは多くの人でにぎわうロサリオの街を出発し、405kmに及ぶ長いリエゾン(移動区間)を経て、180kmのスペシャルステージのスタート地点へとたどり着きました。

このステージで、バレダ選手が序盤からハイペースを保ち、チェックポイントを通過した時点でトップタイムをマーク。ライバルとのリードを広げます。その快走をフィニッシュラインまで続け、175台の二輪クラスのトップに立ち、世界一過酷なラリーとして知られるダカールラリーにおいて、今大会最初のステージウイナーとなりました。

チームメートのパウロ・ゴンサルヴェス選手もハイペースを保ち、5位でフィニッシュ。昨年の大会は、直前のテストでの負傷で参戦できなかったサム・サンダーランド選手(TEAM HRC)も、モロッコラリー2013で見せた実力通り、9位に入りました。

また、ハビエル・ピゾリト選手(TEAM HRC)は19位、エルダー・ロドリゲス選手(TEAM HRC)は22位で第1ステージを終えました。

コメント

#3 ホアン・バレダ選手(スペシャルステージ1 / 優勝、総合1位)「最高の一日でした。Hondaと、そして特にこの一年間、CRF450 RALLYを作り上げてくれたチームとともに、第1ステージでの勝利を喜んでいます。この結果でダカールをスタートすることができて大変うれしいです。今日はタフな一日でした。岩だらけで難しく、とても滑りやすいコースが数km続き、それを抜けた次のパートからはいいペースで走れ、最終的にトップでフィニッシュすることができました」

#10 パウロ・ゴンサルヴェス選手(スペシャルステージ1 / 5位、総合5位)「長い一日でした。全部で800km以上を、11時間かけてライディングしたのです。スペシャルステージはとてもトリッキーでした。滑りやすい場所がいたるところにあり、非常にテクニカルなステージでした。ただ、後半はペースをかせいで、いい走りができました。バレダ選手の勝利を喜んでいます。私たちにとっていいスタートが切れました」

#18 サム・サンダーランド選手(スペシャルステージ1 / 9位、総合9位)「初日が終わりました。長いステージを走るために、私たちは午前3時に起きました。スペシャルステージと長いリエゾンで800km以上ありました。スペシャルステージは、攻めに攻めました。序盤で少々ミスもしました。リアブレーキのセッティングを変更したからかもしれません。それにもかかわらずこの順位だったので、今日のステージは悪くありません」

#14 ハビエル・ピゾリト選手(スペシャルステージ1 / 19位、総合19位)「ハードなステージでした。最初のステージは、もっと簡単だと思っていました。しかし、曲がりくねった山岳ステージは、肉体的にとても厳しかったです。マシンはとてもいいです。ですから、今日のコースとは全く異なる明日のステージをどう乗るかが重要です」

#7 エルダー・ロドリゲス選手(スペシャルステージ1 / 22位、総合22位)「ダカールラリーの初日、私にとってはとても難しい一日でした。テクニカルなステージはどのようにライディングすればいいのか、とても注意深くなりました。この結果には満足していません。しかし、今日のステージをフィニッシュすることができました。たった一つのステージでリスクを冒すわけにはいきませんでした」

イベントインフォメーション

TOMORROW'S STAGE

1月6日(月)
第2ステージ サン・ルイス~サン・ラファエル(アルゼンチン)
リエゾン:365km スペシャルステージ:395km 合計:724km

難関の灰色砂丘の中へ

2日目のスペシャルステージの前半部分は、今大会中最も速度が試されます。そしてルートは砂丘の中へ。しかし、このステージが牙を剥くのはステージ後半の100km。そこに潜むニウィル砂丘群は、以前にも増して厳しいルートとなっています。砂は以前より引き締まっているものの、ライダーのテクニックや砂を読む力が問われるだけに、ここからダカールラリーの本当の戦いが始まります。

リザルト

SS1順位

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 3 ホアン・バレダ Honda 02:25:31
2 2 M.コマ KTM +00:00:37
3 1 C.デプレ ヤマハ +00:01:40
4 22 A.デュクロ シェルコ +00:01:56
5 10 パウロ・ゴンサルヴェス Honda +00:02:25
 
9 18 サム・サンダーランド Honda +00:04:33
19 14 ハビエル・ピゾリト Honda +00:08:09
22 7 エルダー・ロドリゲス Honda +00:08:58
25 29 ジェアン・アゼヴェド Honda +00:10:41
35 50 ライア・サンツ Honda +00:16:33
37 46 パブロ・ロドリゲス Honda +00:17:15