●すべては確実なドライビングコントロールのために。
コクピットに収まる。まず、従来のTYPE
Rにも、ピュアスポーツにもない鮮烈な個性が、心に高揚を生む。精悍にして先進・高質。ベースとなったシビックならではの独自性とTYPE
R専用デザインの融合による新しい感性。さらに、そこに息づくのは操縦という目的に徹した機能性である。
走りへのファーストインターフェイスとなるのはエンジンスターターボタン。イグニションキーを回し、ボタンを押す操作が、昂ぶりを一層盛り上げる。
そして、コクピットを最も特徴づけるのが、専用にレッド照明とされた上下二分割配置のマルチプレックスメーター。確認頻度の高い情報を走行視界からの視線移動が少ない上段に置くという機能性を突き詰め、スピードメーター左側にi-VTEC/REVインジケーターを装備。高回転域のエンジン回転数の目安を光の点灯で知らせ、絶好のシフトタイミングの瞬間を直感的に伝えるとともに走る楽しさを増幅する。シフトノブはどの角度でも上からつかみやすく、掌へのフィット感も高いアルミ球状。手首の動きだけで確実に素早く操作できるようシフト位置を下げ、極めてショートストロークとした。斬新なデザインを施した小径楕円本革巻ステアリングホイールは、握る頻度の高いグリップ左右部分に、表面が滑らかなメタリックプレーンレザーを使用。シフトノブと触感を合わせて操作感を向上させるとともに、スポーク部に専用樹脂ガーニッシュを採用し、サーキット走行時での操作性も高めた。また、オルガン式のアクセルペダルほかペダル類は、フットレストとともにメタル製とし、グリップ力に優れる円形の突起ラバー付としている。さらにインパネ周りは、より運転操作に集中できるよう、メッキ部品などを採用せず敢えて専用ブラックメタリック塗装パネルを採用するなど、どこまでも「性能デザイン」を貫いた。吟味を尽くしたレイアウトとあわせ、すべてが身体の一部のように扱え、サーキットではタイムも削り取る。操るうちにクルマと一体となる。この空間には、TYPE
Rが究める歓びの空気が満ちている。
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