Round05アラゴン
Moto2・決勝
2018年7月29日(日)
会場:モーターランド・アラゴン
CEVレプソルインターナショナル選手権第5戦アラゴン大会が開催され、Moto2クラスは2レースで行われました。フロントローに並んだのはポールポジションを獲得したエドガー・ポンス(AGR TEAM)、2番手のイェスコ・ラフィン(SWISS INNOVATIVE INVESTORS JUNIOR)、そして3番手のヘクター・ガルゾ(Team Wimu CNS)。 ディマス・エッキー(Astra Honda Racing Team)は11番手からのスタートとなりました。
レースではまずエドガー・ポンスが飛び出しますが、ホールショットを獲得したのはラフィン。しかしエドガー・ポンスも負けじとトップを奪い返すと、オープニングラップを制します。エッキーはスタート順位と同じ11番手で一週目を通過しました。エドガー・ポンスが徐々に後続との差を広げていく中、それをラフィン、ガルゾらが追いかけます。その後方では、ミゲル・ポンス(BULLIT)とシャビエル・カルデラス(Team STYLOBIKE)が6番手を争います。
レース中盤からは、エドガー・ポンス、ラフィン、ガルゾ、ルーカス・ツロヴィッチ(Team WIMU CNS)、マルク・アルコバ(DYNAVOLT INTACT JUNIOR TEAM)のオーダーで各ライダーが周回を重ねていきます。6番手争いにはトマーゾ・マルコン(Team Ciatti)が加わり、ミゲル・ポンス、マルコン、カルデラスによるバトルが続きました。その争いの最中、カルデラスがスリップダウンを喫するも、無事コースサイドに逃げ、再スタートを切りました。エドガー・ポンスは安定したペースで首位を独走し、2番手ラフィンとの差を2秒5に広げます。最終的に、そのままのオーダーでレースは終了し、エドガー・ポンスが優勝、2位にラフィン、3位にガルゾが入りました。エッキーは8位でレースを終えています。
レース2でも、レース1の勢いに乗ったエドガー・ポンスがスタートダッシュを決め、ホールショットを奪います。2番手にはラフィン、3番手にガルゾと、レース1で表彰台を獲得したライダー勢が序盤からトップグループを形成していきます。その後方にはツロヴィッチとアルコバが続きました。
2ラップ目に転倒があり、マシンがコース上に残ってしまったため、赤旗が提示。このタイミングでエッキーが転倒してしまい、再開されたレースでは走ることができませんでした。レースは10ラップに短縮され、再スタートが切られます。
リスタートされたレースでは、再度ホールショットを獲得したエドガー・ポンスがレースをリードしていきます。2番手にラフィン、3番手にはツロヴィッチ。エドガー・ポンスは序盤からペースを上げ、逃げ切り体制に入ります。そんな中、ツロヴィッチが転倒、トップ争いから脱落してしまいます。トップ争いはエドガー・ポンス、ラフィン、そしてガルゾの3台に絞られました。その後方では、アルコバとミゲル・ポンスが4番手争いを繰り広げます。結果的に、首位を守りきったエドガー・ポンスがダブルウインを達成。2位にラフィンが入り、3位にガルゾと、レース1と全く同じ順位で大会は幕を閉じました。
エドガー・ポンス(優勝/優勝)
「レース1はハードなレースでしたね。序盤は猛プッシュして前に出たんですが、後半にはタイヤのライフがきつくなり、コントロールが難しかったです。でもチームがしっかりマシンを仕上げてくれたのでいいラップタイムが刻めて、抜かれることなく周回を重ねられ、結果として勝つことができました。レース2は赤旗中断となりましたが、再開されたレースでも集中して走りきることを考えました。とても暑い気候だったし、タイヤにもハードなレースで、コントロールが難しかったのですが、チームが本当にいいマシンに仕上げてくれたことを感謝しています。ダブルウインが達成できてうれしいです」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | 16 | 30'34.606 |
2 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | 16 | +2.325 |
3 | 14 | ヘクター・ガルゾ | TECH3 | 16 | +11.132 |
4 | 3 | ルーカス・ツロヴィッチ | TECH3 | 16 | +19.296 |
5 | 70 | マルク・アルコバ | KALEX | 16 | +20.045 |
6 | 10 | トマーゾ・マルコン | SPEED UP | 16 | +27.659 |
7 | 77 | ミゲル・ポンス | KALEX | 16 | +27.840 |
8 | 20 | ディマス・エッキー | KALEX | 16 | +28.250 |
9 | 61 | アレッサンドロ・ザッコーネ | KALEX | 16 | +33.797 |
10 | 46 | マルセル・ブレナー | KALEX | 16 | +37.084 |
11 | 74 | ピオトル・ビエシェケルスキー | KALEX | 16 | +45.324 |
12 | 18 | シャビエル・カルデラス | KALEX | 16 | +1'03.168 |
13 | 12 | マーク・キオード | SUTER | 16 | +1'03.293 |
RT | 21 | マティス・マギー | KALEX | 5 |
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | 10 | 19'11.259 |
2 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | 10 | +0.654 |
3 | 14 | ヘクター・ガルゾ | TECH3 | 10 | +10.435 |
4 | 70 | マルク・アルコバ | KALEX | 10 | +12.658 |
5 | 10 | トマーゾ・マルコン | SPEED UP | 10 | +12.760 |
6 | 77 | ミゲル・ポンス | KALEX | 10 | +14.397 |
7 | 18 | シャビエル・カルデラス | KALEX | 10 | +15.952 |
8 | 61 | アレッサンドロ・ザッコーネ | KALEX | 10 | +16.045 |
9 | 21 | マティス・マギー | KALEX | 10 | +21.215 |
10 | 46 | マルセル・ブレナー | KALEX | 10 | +24.272 |
11 | 74 | ピオトル・ビエシェケルスキー | KALEX | 10 | +26.961 |
RT | 12 | マーク・キオード | SUTER | 2 | |
RT | 3 | ルーカス・ツロヴィッチ | TECH3 | ||
RT | 20 | ディマス・エッキー | KALEX |
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | 151 |
2 | 73 | アウグスト・フェルナンデス | SUTER | 101 |
3 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | 99 |
4 | 14 | ヘクター・ガルゾ | TECH3 | 75 |
5 | 10 | トマーゾ・マルコン | SPEED UP | 61 |
6 | 20 | ディマス・エッキー | KALEX | 57 |
7 | 3 | ルーカス・ツロヴィッチ | TECH3 | 56 |
8 | 46 | マルセル・ブレナー | KALEX | 53 |
9 | 77 | ミゲル・ポンス | KALEX | 52 |
10 | 18 | シャビエル・カルデラス | KALEX | 48 |
11 | 61 | アレッサンドロ・ザッコーネ | KALEX | 43 |
13 | 70 | マルク・アルコバ | KALEX | 29 |
14 | 21 | マティス・マギー | KALEX | 23 |
15 | 9 | コランタン・ペロラーリ | TRANSFIORMERS | 19 |
16 | 23 | セドリック・タングレ | TECH3 | 14 |
19 | 74 | ピオトル・ビエシェケルスキー | KALEX | 10 |
20 | 35 | ベニーニョ・レネ・ソリス | KALEX | 10 |
21 | 17 | 榎戸育寛 | KALEX | 6 |
23 | 12 | マーク・キオード | SUTER | 3 |
27 | 6 | ジャコモ・ロレンゾン | GP10 | 1 |