Round04カタルニア
Moto2・決勝
2018年6月10日(日)
会場:バルセロナ・カタルニア・サーキット
CEVレプソルインターナショナル選手権第4戦が、スペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットで開催されました。Moto2クラスは2レース開催で、予選ではイェスコ・ラフィン(SWISS INNOVATIVE INVESTORS JUNIOR)がポールポジションを獲得。ディマス・エッキー(ASTRA HONDA RACING TEAM)は9番手、スポット参戦の榎戸育寛(TELURU SAG TEAM)は13番手となりました。
レース1は、ラフィンが好スタートを切りホールショットを奪います。2番手にはエドガー・ポンス(AGR TEAM)が付けます。ラフィン、ポンス、チャンドラー・コッパ―(XCTECH MODULA)、アウグスト・フェルナンデス(EASYRACE)、マルク・アルコバ(DYNAVOLT INTACT JUNIOR TEAM)、エッキーの順でオープニングラップを通過。ラフィンは首位に立ち、後続との差を開き始めます。2番手のポンスがこれを追いかけ、3番手争いは、エッキー、ヘクター・カルゾ(TEAM WIMU CNS)、フェルナンデスの戦い。この3台は激しくポジションを入れ替えながら周回を重ねました。トップ争いはラフィンにポンスが迫り、2人のバトルに持ち込み、さらには3番手争いから抜け出たカルゾも加わります。
その後、フェルナンデスも、4番手争いを制してトップ争いに追いつき、カルゾをパスして、追い上げます。フェルナンデスは2番手のポンスをパスすると、トップのラフィンの背後に迫ると、ついに首位へ浮上。しかし、ラフィン、ポンスとは僅差で、3台によるトップ争いが続きます。その後方で、カルゾとエッキーの4番手争いが終盤に来て激しさを増しました。この争いにルーカス・ツロヴィッチ(TEAM WIMU CNS)も追いつき、3台でのバトルに発展。トップにはラフィンが出て、フェルナンデス、ポンスが続き、4番手争いはカルゾ、ツロビッチとなり、エッキーが遅れます。
トップ争いはラフィンとフェルナンデスの一騎打ちとなり、ラフィンが僅差で制して優勝。2位にフェルナンデス、3位にポンスとなりました。4位はカルゾで、5位ツロビッチ、6位エッキーとなりました。榎戸は15位でチェッカーを受けました。
レース2は、同日開催となったMoto3のレースで、2度のディレイがあり、スタート時刻が16時と遅れます。ここでもラフィンがホールショットを奪い、レースをリード。ポンス、ツロビッチ、カルゾ、エッキーが続き、トップ集団は5台に。第2集団から、フェルナンデスが抜けて、トップ集団を追いかけます。フェルナンデスはファステストラップを記録しながら、その差を詰めて3番手争いに追いつきます。この争いからエッキーが転倒で脱落してしまいます。エッキーは再スタートを切りますが、ポジションを落とすことになりました。
トップ争いはツロビッチが首位に躍り出ます。ラフィンが迫って2台でのバトルとなり、3番手争いは、ポンス、フェルナンデス、カルゾで争われます。この争いから抜けたフェルナンデスは単独3番手を走行。ポンス。カルゾが4番手争いを繰り広げながらフェルナンデスを追いかけます。フェルナンデスはトップ争いの背後に迫ります。
レース中盤に、ツロビッチがラインを外してオーバーラン気味になり、そのスキにフェルナンデスが2番手へ浮上。しかし、ツロビッチはペースアップしてフェルナンデスに迫り、トップ争いに加わります。
バトルは最終ラップまで続き、フェルナンデスは猛攻を見せてラフィンから首位を奪い、優勝を勝ち取ります。2位にラフィン、3位にツロビッチが入りました。4位はポンス、エッキーは10位まで追い上げチェッカー。榎戸は11位となりました。
榎戸育寛(15位/11位)
「今回、事前テストなどはなく、初のサーキットをいきなりレースウイークに走るという正真正銘のぶっつけ本番となりました。ウイークの流れは前回よりもよく、順調にいっていたのですが、予選でタイムに伸び悩み、レース中もベストラップ近くを刻むことはできたのですが、トップグループには大きな差を開けられてしまいました。今回学べたことを全日本でも生かしていきたいと思います」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | 17 | 29'53.366 |
2 | 73 | アウグスト・フェルナンデス | SUTER | 17 | +0.834 |
3 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | 17 | +3.536 |
4 | 14 | ヘクター・ガルゾ | TECH3 | 17 | +10.641 |
5 | 3 | ルーカス・ツロヴィッチ | TECH3 | 17 | +10.689 |
6 | 20 | ディマス・エッキー | KALEX | 17 | +14.316 |
7 | 18 | シャビエル・カルデラス | KALEX | 17 | +19.248 |
8 | 77 | ミゲル・ポンス | KALEX | 17 | +19.252 |
9 | 46 | マルセル・ブレナー | KALEX | 17 | +24.006 |
10 | 10 | トマーゾ・マルコン | SPEED UP | 17 | +30.191 |
11 | 70 | マルク・アルコバ | KALEX | 17 | +31.256 |
12 | 35 | ベニーニョ・レネ・ソリス | KALEX | 17 | +33.279 |
13 | 21 | マティス・マギー | KALEX | 17 | +33.364 |
14 | 61 | アレッサンドロ・ザッコーネ | KALEX | 17 | +33.433 |
15 | 17 | 榎戸育寛 | KALEX | 17 | +46.806 |
16 | 23 | セドリック・タングレ | TECH3 | 17 | +1'11.792 |
91 | ジャック・ハーヴァ―カンプ | NYKOS |
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 73 | アウグスト・フェルナンデス | SUTER | 17 | 29'58.212 |
2 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | 17 | +0.208 |
3 | 3 | ルーカス・ツロヴィッチ | TECH3 | 17 | +5.177 |
4 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | 17 | +7.007 |
5 | 10 | トマーゾ・マルコン | SPEED UP | 17 | +21.524 |
6 | 18 | シャビエル・カルデラス | KALEX | 17 | +23.424 |
7 | 14 | ヘクター・ガルゾ | TECH3 | 17 | +31.902 |
8 | 46 | マルセル・ブレナー | KALEX | 17 | +34.693 |
9 | 61 | アレッサンドロ・ザッコーネ | KALEX | 17 | +35.469 |
10 | 21 | マティス・マギー | KALEX | 17 | +39.018 |
11 | 17 | 榎戸育寛 | KALEX | 17 | +42.744 |
12 | 35 | ベニーニョ・レネ・ソリス | KALEX | 17 | +49.487 |
13 | 20 | ディマス・エッキー | KALEX | 17 | +57.959 |
14 | 23 | セドリック・タングレ | TECH3 | 17 | +58.239 |
77 | ミゲル・ポンス | KALEX | 16 | ||
70 | マルク・アルコバ | KALEX | 16 |
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | 111 |
2 | 73 | アウグスト・フェルナンデス | SUTER | 101 |
3 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | 49 |
4 | 20 | ディマス・エッキー | KALEX | 49 |
5 | 3 | ルーカス・ツロヴィッチ | TECH3 | 43 |
6 | 14 | ヘクター・ガルゾ | TECH3 | 43 |
7 | 46 | マルセル・ブレナー | KALEX | 41 |
8 | 10 | トマーゾ・マルコン | SPEED UP | 40 |
9 | 75 | イヴォ・ロペス | ヤマハ | 35 |
10 | 18 | シャビエル・カルデラス | KALEX | 35 |
11 | 77 | ミゲル・ポンス | KALEX | 33 |
12 | 61 | アレッサンドロ・ザッコーネ | KALEX | 28 |
13 | 9 | コランタン・ペロラーリ | TRANSFIORMERS | 19 |
14 | 21 | マティス・マギー | KALEX | 16 |
15 | 23 | セドリック・タングレ | TECH3 | 14 |
16 | 35 | ベニーニョ・レネ・ソリス | KALEX | 10 |
17 | 17 | 榎戸育寛 | KALEX | 6 |
20 | 70 | マルク・アルコバ | KALEX | 5 |