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CEV

round 07

SCHEDULE

November 02 2014, RACE FIM CEV Repsol International Championship PORTUGAL

ポルトガルアルガルベ・インターナショナル・サーキット

Honda Team Asiaの尾野弘樹が7位入賞

2014年11月2日(日)・決勝  会場:アルガルベ・インターナショナル・サーキット  天候:晴れ時々曇り  気温:23.4℃

FIM CEVレプソルインターナショナル選手権の第7戦が10月31日(金)〜11月2日(日)の3日間、ポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催されました。Honda Team Asiaの尾野弘樹は、10番グリッドから決勝レースに臨み、7位入賞。ポイントランキング3位を守りました。

  • 尾野弘樹(#50)、國峰啄磨(#27)尾野弘樹(#50)、國峰啄磨(#27)
  • 尾野弘樹(#50)尾野弘樹(#50)
  • 尾野弘樹(#50)尾野弘樹(#50)
  • 尾野弘樹尾野弘樹
  • 尾野弘樹尾野弘樹
  • 國峰啄磨(#27)、尾野弘樹(#50)國峰啄磨(#27)、尾野弘樹(#50)
  • 國峰啄磨國峰啄磨

CEVは前戦のナバラから約2カ月弱のインターバルがありましたが、尾野はその間にMotoGP第14戦のアラゴンGPにスポット参戦し、今回は約1カ月ぶりのレースとなりました。会場のアルガルベ・インターナショナル・サーキットは全長4.522km。6つの左コーナーを9つの右コーナーで構成されています。3コーナーと13コーナーのヘアピン2つを除き、基本的には高速コーナーが多くあり、アップダウンが非常に多いのが特徴です。

10月20日(月)・21日(火)の2日間の事前テストに参加した尾野は、テスト初日の2セッション目で転倒。左手首を痛めたため、テスト2日目の走行をキャンセルしました。レースウイーク直前まで手首を固定して安静に努めましたが、実際にどこまで回復しているのかは走行してからの判断となりました。

初日のフリープラクティスでは、マシンの確認を行い、その後徐々にペースを上げようとしましたが、手首の痛みが回復するには至らず、苦しい戦いを強いられます。土曜日の予選では、セッティングの見直しをするとともに、ブレーキング時の手首への負担を軽減するためにマシンに対策を施し、前後新品タイヤでセッションをスタート。1回目のセッション開始3周目で1分50秒873で10番手を記録します。予選セッション2回目は1分50秒575を記録して8番手で終えましたが、総合結果により10番グリッドから決勝レースに臨むことになりました。

日曜日の決勝レースでは、スタートでやや出遅れたものの、うまくばん回して7番手まで順位を上げて1周目を通過。転倒車の影響もあり、トップグループ、セカンドグループとはギャップができていました。サードグループでは尾野を含む6台による攻防が繰り広げられ、毎周順位を入れ替えながらの激しいバトルとなります。尾野は手首の影響からマシンが抑えられず、タイムアップのできない苦しい展開となりましたが、レース終盤に入っての5台による7位争いでポジションをなんとか死守し、7位チェッカー。この結果により、ポイントランキングでは2位と22ポイント差の116ポイントで、3位をキープしました。

コメント

尾野弘樹(7位)
「今大会はテストでの転倒によるケガが、最後まで自分を苦しめました。左手に力が入らないために、マシンを押さえ込む操作ができず、本来の自分のライディングができませんでした。決勝では残り6周の時点で左手が限界にきてしまい、走りきることで精一杯でした。本来の自分が戦うポジションは、こんなところではないと思うので、本当に悔しい気持ちです。ただ、これも自分を強くするための試練だと思い、最終戦に向けて準備します。最終戦は今季の集大成としていい結果で締めくくります」

藤沢裕一|CEVレプソルインターナショナル選手権 Honda Team Asia監督
「尾野はテストで転倒したときに痛めた左手首の影響により、思ったライディングができずにウイークを通して苦しみました。その中でも着実にタイムを詰めてきましたが、体も無理がきかなかったので、チャンピオンシップと、次につながることを大切に考えて仕事を進めました。決勝は5〜7台での順位争いを序盤から最終ラップまで戦ったこともあり、最後は気力だけで走っていたと思います。結果としてランキング3位を守れましたし、最終戦の結果次第ではランキング2位までは狙えます。短いインターバルになりますが、体調を少しでも回復させるとともに、マシンの準備も進めていきたいと思います」

決勝リザルト

Moto3
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
120ファビオ・カルタラーロHonda1629'37.830
246N.ブレガKTM16+6.873
324 マルコス・ラミレスIODA-Honda16+6.975
42R.ガードナーKTM16+6.986
528 B.レイFTR/KTM16+18.758
699 B.ベンズネイダーFTR16+21.631
 
750尾野弘樹TSR/Honda16+23.181
827國峰啄磨TSR/Honda16+23.291
1244アーロン・キャネットHonda16+32.597
2038鈴木竜生Honda16+51.933
2185ペドロ・バルボサFTR Honda16+52.143
2272クリストフ・バインリッヒFTR Honda16+53.128
2379マキシミリアン・カップラーFTR-Honda16+53.234
-82フアン・アント・ベルベールFTR-Honda8-
-64ガブリエール・ルジュHonda1-
-6マリア・ヘラーラHonda-
-81 アレイシ・ヴィウFTR-HONDA-
-8ジョレル・ボアブームSUTER Honda-

ポイントスタンディング

ライダー(Moto3)
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1ファビオ・カルタラーロHonda215
2J.ナバーロKTM138
3尾野弘樹TSR/Honda116
4A.ミグノKALEX92
5M.ラミレスKTM87
6G.ロドリゴKTM81
 
7マリア・ヘラーラHonda79
14國峰啄磨TSR/Honda27
16ロリス・クレソンFTR-Honda21
22アーロン・キャネットHonda9
27ジャスパー・イウェマFTR Honda2
28鈴木竜生Honda2
29マキシミリアン・カップラーFTR-Honda1