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CEV

round 06

SCHEDULE

September 07 2014, RACE FIM CEV Repsol International Championship NAVARRA

スペインナバラ・サーキット

尾野弘樹が4位入賞でランキング3位をキープ

2014年9月7日(日)・決勝  会場:ナバラ・サーキット  天候:晴れ  気温:28.4℃

FIM CEVレプソルインターナショナル選手権の第6戦が、9月6日(土)〜7日(日)にスペインのナバラ・サーキットで開催され、Honda Team Asiaの尾野弘樹は、表彰台まであと一歩に迫る4位入賞を果たしました。

  • 尾野弘樹(#50)尾野弘樹(#50)
  • 尾野弘樹尾野弘樹
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  • 尾野弘樹(#50)尾野弘樹(#50)
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  • 尾野弘樹尾野弘樹
  • 尾野弘樹尾野弘樹

土曜日に行われた予選1回目、天候は曇りでしたが、気温はフリー走行同様のコンディションとなりました。尾野は出だしから順調にタイムを上げ、5周目には自己ベストのタイムに到達すると、ピットでデータの確認とタイヤ交換を行ったあとにタイムアタックへ。15周目、16周目と連続で自己ベストを更新しました。ベストタイムは1分45秒668となり、7番手で1回目を終えました。

午後になると日差しも出始め、気温が上がる中で2回目の予選がスタート。走り出しからペースは悪くありませんでしたが、予選1回目のタイムを上回れないままセッション終盤に突入します。ところが、残り6分のところで赤旗中断になり、再スタート。うまく集団を捕まえ、16周目に自己ベストをわずかに更新すると、17〜18周目は自己ベスト付近でアベレージタイムを刻みました。結果、ベストタイム1分45秒595で8番手に終わり、予選2回の総合順位で9番グリッドから決勝を戦うことが決まりました。

決勝が行われた日曜日は、快晴で気温が上がるコンディション。レースは、スタートが切られる寸前にポールポジションライダーのエンジンが停止したため、リスタートとなりました。尾野はグリッド順と同じ9番手で1周目を終えましたが、2周目に転倒車が出たため、レースは赤旗中断となりました。

その後、レースは17周から9周に変更され、再度スタートが切られました。尾野のスタートは悪くなかったものの、3コーナー進入時にイン側から来たライダーに押し出され、順位を落としてしまいます。1周目を11番手で通過すると、ペースの遅い集団に前を阻まれている間に、トップ、セカンドグループとのギャップができてしまいました。6周目には第3グループに追いつき、順位を上げていきます。7周目には7番手に浮上すると、最終周に2台を抜くことに成功し、第3グループの先頭に立ちチェッカーを受けました。セカンドグループのバトルで1台が転倒したことにより、さらに順位が1つ上がり、4位獲得となりました。

コメント

尾野弘樹(4位)
「今回のナバラ・サーキットには、自分の不得意な低速コーナーが多く、テストからレースまでを含めてタイムの上がり幅が少なかったです。予選ではマシンの状態にかかわらず、ポジション取りとラストアタックにおける一発の集中力と気合いが足らなかったと反省しています。決勝レースは2回の赤旗により9ラップでのレースとなったため、序盤の追い上げがいつも以上に必要なレースでした。しかし、オープニングラップにポジションを落としてしまい、トップグループから離れてしまいました。レース後半は追い上げて4位までばん回したものの、序盤のペースアップが次への課題となりました。予選のポジションとレース序盤でのペースを次戦では改善します」

藤沢裕一|CEVレプソルインターナショナル選手権 Honda Team Asia監督
「テストから予選までの流れは悪くなかったのですが、タイムは目標に届かず、予選順位も9番手でした。すべての走行セッションでスタート練習をしていたので、少しずつではあるもののスタートはよくなってきたと思います。しかし、1周目のタイムが特に悪かったことと、自分のリズムをつかんで順位を上げるまでに時間がかかり、完全にトップに逃げられるレースとなりました。グループトップでチェッカーを受けたことと、追い上げのレースをできたことに関しては評価できるポイントですが、現在の尾野に足りないところが出た内容でした。これからの課題が明確になってきたこと、尾野自身がそれに気付けたレースになったことはよかったと思います。今年のCEVも、ラスト2戦3レースを残すだけとなりましたが、今ある課題に取り組み、必ず表彰台の真ん中に立てるよう、ライダー・チームスタッフともにがんばります」

決勝リザルト

Moto3
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
120ファビオ・カルタラーロHonda915'56.409
29ホルヘ・ナバーロKALEX KTM9+3.081
346N.ブレガKTM9+6.166
450尾野弘樹TSR/Honda9+13.211
516A.ミグノKALEX9+13.447
610D.サンチスMIR RACING KTM9+13.585
 
76マリア・ヘラーラHonda9+13.849
8 24 マルコス・ラミレス IODA-HONDA 9 +14.150
1144アーロン・キャネットHonda9+15.501
1579マキシミリアン・カップラーFTR-Honda9+25.396
1638鈴木竜生Honda9+25.494
1727國峰啄磨TSR/Honda9+25.782
22 84 ロリス・クレソン FTR-Honda 9 +29.125
2872クリストフ・バインリッヒFTR Honda9+35.194
2971トーマス・ファン・ルーベンHonda9+35.738
3164ガブリエール・ルジュHonda9+50.192
3285 ペドロ・バルボサFTR Honda9+50.774
338ジョレル・ボアブームSUTER Honda9+51.678
3433 山田誓己TSR/HONDA9+58.253
RT26ダニエル・サエズSUTER-Honda8-
RT66エドアルド・アラヨンHonda --
RT82フアン・アント・ベルベールFTR-Honda --

ポイントスタンディング

ライダー(Moto3)
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1ファビオ・カルタラーロHonda190
2ホルヘ・ナバーロKALEX KTM138
3尾野弘樹TSR/Honda107
4A.ミグノKALEX92
5マリア・ヘラーラHonda79
6G.ロドリゴKTM78
 
15 ロリス・クレソン FTR Honda 21
16國峰啄磨TSR/Honda19
23アーロン・キャネットHonda5
26ダニエル・サエズSUTER-Honda3
27ジャスパー・イウェマFTR Honda2
28鈴木竜生Honda2
29マキシミリアン・カップラーFTR-Honda1