round 05

June 19 2011, RACE2:16:00-(local)/24:00-(JST)
British Superbike Championship Knockhill
第2戦 ノックヒル

バーン、両レースで表彰台に立ち総合首位をキープ
清成は10位/4位でポイントを獲得する

ノックヒルで開催された第5戦は、チャンピオンシップで上位につける3選手の戦いとなりました。その中、総合首位のシェーン・バーン(HM Plant Honda)が第1レースで3位、第2レースで2位に入り、総合首位をキープしました。

  • シェーン・バーンシェーン・バーン
  • シェーン・バーンシェーン・バーン
  • シェーン・バーンシェーン・バーン
  • 清成龍一清成龍一
  • 清成龍一清成龍一
  • ピーター・ヒックマンピーター・ヒックマン
  • トミー・ブライドウェルトミー・ブライドウェル

第1レースは、トミー・ヒル(ヤマハ)がトップグループをリード。その後方でバーンは、ジョン・ホプキンス(スズキ)とし烈な2位争いを繰り広げ、3位でフィニッシュしました。このレースでバーンは、ランキング2位につけるホプキンスにわずかに点差を縮められます。第4戦を終えた時点で15点だったリードが11点差に縮まりましたが、チャンピオンシップを考慮したバーンは、着実に表彰台に立つことを選択し、総合首位をキープしました。

第2レースでは、再びヒルがレースの主導権を握ります。しかし、バーンは、ランキング3位のヒルとポイントに大差があるため、このレースでも着実に2位でフィニッシュしました。このレースは転倒者が相次ぎ、セーフティカーが2度導入される厳しい戦いとなり、ホプキンスがリタイア。そのため、バーンは総合ポイントで大きなリードを築くことに成功しました。

今大会は、金曜日のフリー走行、土曜日のフリー走行と予選が雨のためにウエットコンディションとなりました。決勝当日は、午前中は雲の多い天候でしたが、次第に青空が広がる絶好のコンディションとなり、ウエットでもドライでも安定した速さを見せたバーンが、タイトル獲得に向けて大きく前進するレースとなりました。5戦10レースを終えて、バーンは172点を獲得。ホプキンスが141点、ヒルが120点となりました。

チームメートの清成龍一は、クロフトとスラックストンの過去2戦、ウエットコンディションで苦戦していました。今大会もフリー走行、予選ではウエットコンディションの中で、なかなかタイムを伸ばせず予選12番手。ノックヒルは、アップダウンに富んだ右周りのシンプルなコースでパッシングポイントが少ないため、予選グリッドが決勝レースに大きく影響します。3列目という厳しいグリッドから決勝に挑んだ清成は、第1レースはドライコンディションのセッティングが決まらず10位でしたが、第2レースでは一気にペースを上げて4位でフィニッシュしました。

過去2戦、厳しい戦いを強いられてきた清成ですが、やっと復活の兆しを見せました。総合ポイントでも7位から6位へと1つポジションを上げ、中盤戦の追い上げに期待が膨らみます。

今大会は32台が出場。そのほかのCBR1000RR勢は、第2レースでピーター・ヒックマン(Tyco Honda)が8位でフィニッシュしました。

コメント

シェーン・バーン(3位/2位) 「第1レースで表彰台に立ててすごくうれしいです。ホプキンスの前でフィニッシュできると思っていましたが、リスクを考えて確実にチェッカーを受けることにしました。彼はすばらしいライダーなので、フェアな戦いができました。表彰台に立つことは、チャンピオンシップに向けて重要なことですからね。今週末、チームは一生懸命仕事をしてくれました。天気は変わりやすかったですが、ウエットでもドライでもまずまずの走りができました。第2レースはすばらしいレースになりました。ヒルがいいペースで走っていましたし、彼が逃げきるだろうと思っていましたが、最後まであきらめずにプッシュしました。そうしたらセーフティカーが入り、ホプキンスがリタイアしたことを知りました。優勝を狙いたかったですが、チャンピオンシップを考えると、無理をする必要はありませんでした。そこで、ポイント獲得と表彰台に立つことを選びました」

清成龍一(10位/4位) 「この3日間、天気がとても変わりやすく、とても厳しかったです。フリー、予選はウエットでした。決勝はドライコンディションになったので、第1レースはスリックタイヤのフィーリングに苦戦しました。初めてここで使うタイヤでした。グリップに問題がありましたので、第2レースに向けてチームがリアのセッティングを変えてくれました。すると、だいぶんよくなりました。最終的なマシンのバランスには満足しています。パスする自信も出てきました。過去2戦、クロフトとスラックストンに比べると、かなりいいレースをすることができました。この数戦、ずっと抱えていた問題の解決に一歩前進できたと思います。次のレースでは表彰台に立ちたいです」

決勝

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
133T.ヒルヤマハ3024:35.133
221J.ホプキンススズキ30+8.907
367シェーン・バーンHonda30+9.123
4101G.メイソンカワサキ30+15.354
52J.ブルックススズキ30+21.816
67M.ラバティヤマハ30+21.823
 
101清成龍一Honda30+26.925
1146トミー・ブライドウェルHonda30+32.340
1245グレン・リチャーズHonda30+32.482
1360ピーター・ヒックマンHonda30+34.273
1781グレーム・ゴウランドHonda30+44.400
2024パトリック・マフHonda29+1Lap
2198 ジェイク・ゼンケ Honda29+1Lap
2275クレイグ・フィツパトリックHonda29+1Lap
DNF4ダン・リンフットHonda15+15Laps
DNF19スティーブ・ブロガンHonda5+25Laps

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
133T.ヒルヤマハ3026:12.073
267シェーン・バーンHonda30+2.464
37M.ラバティヤマハ30+2.728
41清成龍一Honda30+10.983
527 J.ウェストモーランドヤマハ30+17.370
6101G.メイソンカワサキ30+18.557
 
860ピーター・ヒックマンHonda30+20.201
154ダン・リンフットHonda30+29.319
1624パトリック・マフHonda30+35.162
1845グレン・リチャーズHonda30+35.526
1919スティーブ・ブロガンHonda30+37.008
2098ジェイク・ゼンケHonda30+40.728
2175クレイグ・フィツパトリックHonda30+44.906
DNF46トミー・ブライドウェルHonda2+28Laps
ポイントスタンディング

ライダー

順位 ライダー マシン ポイント
1シェーン・バーンHonda172
2J.ホプキンススズキ141
3T.ヒルヤマハ120
4M.ラバティヤマハ95
5S.イーストンカワサキ89
6清成龍一Honda84
 
7ピーター・ヒックマンHonda79
14ダン・リンフットHonda45
17トミー・ブライドウェルHonda33
19グレン・リチャーズHonda20
20スティーブ・ブロガンHonda8
28パトリック・マフHonda1

マニュファクチャラー

順位 マニュファクチャラー ポイント
1Honda199
2ヤマハ179
3スズキ162
4カワサキ135
5ドゥカティ75
6BMW11
7アプリリア5