round 01

April 05 2010, RACE2:16:20-(local)/24:20-(JST)
British Superbike Championship Brands Hatch Indy
第1戦 ブランズハッチ

第1レースで清成2位。第2レースでエリスンが優勝
CBR1000RR勢が好調なスタートを切る

英国スーパーバイク選手権(BSB)の開幕戦がショートコースのブランズハッチ・インディ・サーキットで行われ、第1レースで清成龍一(HM Plant Honda)が2位、ジェームス・エリスン(Swan Honda)が3位。第2レースでは、エリスンが今季初優勝と、CBR1000RR勢が好調なスタートを切った。第2レース、清成はトラブルのためにリタイア。チームメートのジョシュ・ブルックスは、第1レース5位、第2レースは転倒のためにリタイアに終わった。

開幕戦には34台が出場。今年から予選方式が変更された。昨年同様、ノックダウン方式に変わりはないが、Q1に全車が出場し、その内20台が通過。Q2で10台に絞られ、Q3で上位10までのグリッドを決めるというもの。さらに、第1レースのベストタイム順で、第2レースのグリッドが決まるという方式に変更された。

  • ジェームス・エリスンジェームス・エリスン
  • 清成龍一清成龍一
  • 清成龍一(#8)清成龍一(#8)
  • ジェームス・エリスンジェームス・エリスン
  • 清成龍一清成龍一
  • スチュアート・イーストンスチュアート・イーストン
  • ジョシュ・ブルックスジョシュ・ブルックス

この予選でPPを獲得したのは、3年ぶりにBSBに復帰した清成。天候不順だったフリー走行で着実にセットアップを進め、Q1でトップタイムを記録。Q2では2番手だったが、Q3で再び首位に浮上し、3年ぶりとなるBSB開幕戦の予選でポールポジションを獲得した。

今大会は、気温が10℃前後となり、タイヤのチョイスが難しいコンディションが続いたが、レース用タイヤの方が安定していたという清成は、予選用タイヤを使わずに着実にタイムを短縮。06、07年のBSBチャンピオンの貫禄を見せつけた。2番手にはトミー・ヒル(スズキ)。ブルックスは5番手。エリスンは10番手から第1レースを迎えることになった。

今大会の決勝レースは、4月5日の月曜日に行われた。天候は曇り。気温は第1レースが10℃、第2レースも11℃と、寒い一日となった。しかし、コース上の戦いは白熱、両レースともに壮絶なバトルが繰り広げられた。

第1レースは、PPスタートの清成と、予選2番手のヒルが、オープニングラップから抜け出し、一騎打ちを展開。清成は21周目まで首位を快走したものの、22周目にヒルにかわされてしまった。2人は30周にわたって、し烈な戦いを繰り広げた。清成は、パッシングポイントのないインディで、ヒルを抜き返そうと全力を注いだが、周回遅れもからみ、逆転することはできなかった。しかし、3年ぶりのBSBで、PPから2位表彰台に立ち、3回目のタイトル獲得に向けて好調なスタートを切った。

その後方では、3列目から追い上げてきたエリスンが3位、エリスンらとセカンドグループを形成したブルックスは5位だった。第1レースの結果、ブルックスがPPからスタート。エリスンが2番手、3番手にヒル、4番手に清成と、3台のCBR1000RR勢がフロントローから第2レースに挑んだ。

第2レースは、好スタートを切ったエリスンが快調にラップを刻み、ヒルを抑えて今季初優勝。第1レース2位の清成は電気系トラブルのために4周目にリタイア。3位争いをリードしていたブルックスも転倒リタイアに終わった。

コメント

清成龍一(2位/リタイア) 「フリー走行、予選と着実にバイクも仕上がり、レースウイークを通じて、いいレースができました。予選ではPPも取れたし、表彰台に立つことができました。チーム、そしてHondaに感謝しています。しかし、第1レースは、終盤トミー(ヒル)に抜かれ2位に終わり、残念でした。思ったようにペースを上げられず、周回遅れも多く、勝負するチャンスがありませんでした。レース2は、セッティングを変えたのですが、残念ながらリタイアに終わりました。2レースともに悔しいレースだったので、次のレースでは優勝を狙っていきます」

ジェームス・エリスン(3位/優勝) 「2レースともに表彰台に立てたし、いい一日になった。それだけに、予選で10番手に終わったことが悔しい。第2レースはフロントローからスタートして優勝することができたし、第1レースもグリッドがよければ、もっといいレースができたと思う。今回は、バイクのセットアップがよかった。次のレースも優勝を目指していく」

ジョシュ・ブルックス(5位/リタイア) 「残念な一日だった。2レースともに、もっとプッシュしたかったし、もっと速く走れると思っていたが、思うようにいかなかった。しかし、第1レースのタイム順で、第2レースをPPからスタートできたことはうれしかった。第2レースも表彰台に立てると思ったが、ちょっと熱くなりすぎて、フロントから転んでしまった。本当に残念だった」

決勝

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム
133T.ヒルスズキ3023:10.296
28清成龍一Honda30+0.723
32ジェームス・エリスンHonda30+4.607
434A.シーリースズキ30+4.655
54ジョシュ・ブルックスHonda30+8.785
63スチュアート・イーストンHonda30+10.598
     
2375クレイグ・フィツパトリックHonda29+1Lap
2654スティーブ・ヘネガンHonda29+1Lap
RT21トム・タンストールHonda25+5Laps
RT5クリスチャン・イドンHonda18+12Laps
RT46トミー・ブライドウェルHonda13+17Laps

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム
12ジェームス・エリスンHonda3023:03.278
233T.ヒルスズキ30+0.186
334A.シーリースズキ30+4.925
47M.ラバティスズキ30+6.711
53スチュアート・イーストンHonda30+22.050
66M.ルタードゥカティ30+22.203
     
135クリスチャン・イドンHonda30+42.412
1721トム・タンストールHonda30+44.719
2075クレイグ・フィツパトリックHonda29+1Lap
2454スティーブ・ヘネガンHonda29+1Lap
RT4ジョシュ・ブルックスHonda10+20Laps
RT46トミー・ブライドウェルHonda9+21Laps
RT8清成龍一Honda3+27Laps
ポイントスタンディング

ライダー

順位 ライダー マシン ポイント
1T.ヒルスズキ45
2ジェームス・エリスンHonda41
3A.シーリースズキ29
4スチュアート・イーストンHonda21
5清成龍一Honda20
6M.ルタードゥカティ19
 
10ジョシュ・ブルックスHonda11
19クリスチャン・イドンHonda3
25トム・タンストールHonda0
29トミー・ブライドウェルHonda0
30スティーブ・ヘネガンHonda0
33クレイグ・フィツパトリックHonda0

マニュファクチャラー

順位 マニュファクチャラー ポイント
1 スズキ 45
2 Honda 45
3 ドゥカティ 19
4 ヤマハ 12
5 カワサキ 12
6 BMW 8
7 アプリリア 0