2017年 イデミツ・アジア・タレントカップ
参戦ライダー紹介

― イデミツ・アジア・タレント・カップをはじめとしたアジアから世界へつながるレース情報ページ ―

イデミツ・アジア・タレント・カップの第3戦が鈴鹿で開催される
そのプレビューとして今シーズンの参戦ライダーたちを一気に紹介しよう
イデミツ・アジア・タレント・カップとしては初開催となる鈴鹿
『鈴鹿を制する者は、世界を制す』と言われるテクニカルコースで
彼らがどんな走りを見せるのか楽しみだ

鈴木大空翔

2

鈴木大空翔

日本/14歳

  • 鈴木大空翔

    2

    鈴木大空翔

    日本/14歳

  • カン・オンジュ

    3

    カン・オンジュ

    トルコ/13歳

  • ゲリー・サリム

    4

    ゲリー・サリム

    インドネシア/20歳

  • 國井勇輝

    5

    國井勇輝

    日本/14歳

  • イルファン・アルディアンシャー

    6

    イルファン・アルディアンシャー

    インドネシア/17歳

  • デェニス・オンジュ

    7

    デェニス・オンジュ

    トルコ/13歳

  • 平間光司

    8

    平間光司

    日本/16歳

  • 埜口遥希

    9

    埜口遥希

    日本/15歳

  • 斉藤魁

    10

    斉藤魁

    日本/16歳

  • ムハッマド・ハジック・ビン・モハマド・ハムダン

    11

    ムハッマド・ハジック・ビン・モハマド・ハムダン

    マレーシア/16歳

  • 山中琉聖

    12

    山中琉聖

    日本/15歳

  • ビマ・フェブリダ・アルフィン

    14

    ビマ・フェブリダ・アルフィン

    インドネシア/17歳

※写真をクリックすると大きく表示されます。

今年のIATC(イデミツ・アジア・タレント・カップ)には6カ国から22名のライダーがレギュラー参戦している。日本が最多の8名、インドネシアが7名、マレーシアが3名、トルコが2名、フィリピン、オーストラリアが1名ずつという内訳だ。最年少は13歳、最年長は20歳(鈴鹿参戦時)。2016年からの継続参戦は6名で、残りの16名が昨年行なわれたセレクションで合格した新規参戦者。

開幕戦チャーン(タイ)、第2戦ロサイル(カタール)の2戦を終えた後、約2カ月のインターバルを経て、第3戦鈴鹿(日本)が6月2日から4日にかけて鈴鹿サーキットで開催される。決勝レースは2レース制で、IATCとしては初の鈴鹿での開催となる。

その後、約2カ月のインターバルで第4戦セパン(マレーシア)が開催。さらに約3カ月のインターバルを経て、第5戦もてぎ(日本)、最終戦セパン(マレーシア)と続く。

各レースのインターバルに余裕があるのは、IATC2年目以降のライダーの中から優秀な成績を収めたライダーには、Moto3ジュニア世界選手権、MotoGPルーキーズカップに参戦するチャンスがあるため。これらのレースと重ならないようなスケジュールが組まれており、まず、IATCで経験を積んで、実力が認められたライダーには、次のステップが与えられると同時に、さらにIATCで経験を積むことができる育成システムが構築されている。

開幕2戦3レース(カタールは2レース中1レースが天候不良で中止)で2勝を記録してランキングトップにつけるのはトルコ出身の13歳、デェニス・オンジュ。3レース連続表彰台(3位1回、2位2回)の日本の山中琉聖がランキング2位、カタールで1勝を記録した日本の國井勇輝がランキング3位につける。2戦終了時の上位ランカー3名は、いずれもIATC参戦2年目のライダーで、Moto3ジュニア世界選手権やMotoGPルーキーズカップにも参戦している。そして、1年目の埜口遥希が第2戦カタールで3位に入賞し、ランキング4位に続く。

第3戦鈴鹿はこのランキング上位のメンバーと鈴鹿を知る日本人ライダーを中心とした戦いとなるだろう。IATC初の鈴鹿でどんなタイムが記録され、どんな接戦が展開されるかに注目が集まる。

NEXT: ROUND3 SUZUKA 6月2日(金)~4日(日) 鈴鹿サーキット

クリッチャポーン・ケウォサンティ

15

クリッチャポーン・ケウォサンティ

タイ/21歳

  • クリッチャポーン・ケウォサンティ

    15

    クリッチャポーン・ケウォサンティ

    タイ/21歳

  • リード・テレンス・バッティ

    16

    リード・テレンス・バッティ

    オーストラリア/16歳

  • 服部真騎士

    17

    服部真騎士

    日本/17歳

  • 鈴木光来

    18

    鈴木光来

    日本/16歳

  • シャイルー・ユスリー・ビン・スハイミ

    19

    シャイルー・ユスリー・ビン・スハイミ

    マレーシア/17歳

  • アズロイ・アヌア

    20

    アズロイ・アヌア

    マレーシア/17歳

  • スリヤ・スロジョ

    21

    スリヤ・スロジョ

    インドネシア/15歳

  • リフサ・フィルダウス・ハキム

    22

    リフサ・フィルダウス・ハキム

    インドネシア/17歳

  • ココ・タダチ

    23

    ココ・タダチ

    フィリピン/17歳

  • ムハッマド・エルフィン・フィルマンシャー

    24

    ムハッマド・エルフィン・フィルマンシャー

    インドネシア/20歳

※写真をクリックすると大きく表示されます。

鈴鹿初開催となるイデミツ・アジア・タレント・カップは、アジアロードレース選手権第3戦日本ラウンドの中での開催となる。IATC以外にもアジア選手権のSS600クラス、AP250クラスなど見どころの多いレースが開催される。

日本、そしてアジアから世界へ。活躍するライダーたちを追う

Moto3ジュニア世界選手権デビュー戦で2016年ATC王者チャントラがポール獲得

初コース、雨の予選でポールを獲得したチャントラ。昨年のATCでタイトルを獲得したタイ出身のライダーだ

初コース、雨の予選でポールを獲得したチャントラ。昨年のATCでタイトルを獲得したタイ出身のライダーだ

CEVもスペインのアルバセテで開幕。Moto3ジュニア世界選手権にはアジアタレントチームからのソムキャット・チャントラ、真崎一輝、小椋藍、國井勇輝が参戦。雨の予選でチャントラがポールポジションを獲得する。

決勝のみ晴れとなる難しいコンディションの中、各ライダーは上位を争ったものの残念ながら転倒リタイアに終わった。アジア勢の中ではADC出身のアンディ・イズディハールが最上位となる5位に入賞。また、Moto2クラスには尾野弘樹が参戦し、12位入賞を果たした。

中上貴晶が2回目の3位表彰台を獲得。佐々木歩夢が2度目の入賞

アメリカズGPで今年2回目となる表彰台に立った中上(右)。日本人ライダーとして最高峰に最も近い位置にいる

アメリカズGPで今年2回目となる表彰台に立った中上(右)。日本人ライダーとして最高峰に最も近い位置にいる

世界グランプリのMoto2クラスに中上貴晶、長島哲太の2名、Moto3クラスに鈴木竜生、鳥羽海渡、佐々木歩夢の3名の日本人ライダーが参戦している。

中上は開幕戦カタールと第3戦アメリカズで3位表彰台を獲得。長島も第4戦スペインで今季初入賞となる15位入賞を果たした。鈴木はスペインでノーポイントに終わったもののランキング16位につけ、ATC出身の鳥羽はランキング20位、スペインで2度目の入賞を果たした佐々木は鳥羽と同ポイントでランキング21位に続く。