ASIMOの活躍
ウエルカムプラザで新型ASIMOデモ開催!
Hondaウエルカムプラザ青山
2006年2月5日(日)
昨年12月の発表と同時に様々なメディアに取り上げられ、大きな反響を呼んだ 「新型ASIMO」の初の一般公開が、青山のウエルカムプラザで行われました。
昨年12月13日の発表後初の一般公開ということで、1日3回実施したデモンストレーションは毎回300人を超える大盛況。11時スタートの初回公演は 10時から椅子席の整理券を配布しましたが、なんと10時5分の段階で全て終了!その後も続々とお客様が、立ち見スペースへ集まって来てくれました。

デモがスタートすると、まずは現在ウエルカムプラザで働くASIMOが登場。二足歩行研究の初期に開発されたE0から現在のASIMOへ至る、Hondaヒューマノイドロボット開発の歴史を映像と共に解説しました。続いてステージ横の幕が開き、新型ASIMOが登場。ステージ前までてくてく歩いてくると、足先をクルクル回して準備体操を行い、12月13日の発表と同じ時速6kmのスピードで、颯爽とステージを駆け回りました。今回、普段ウエルカムプラザで展示してある車両や汎用機器等を移動し、縦長に広いデモスペースを制作したのですが、それが狭く感じてしまう程、勢いのある直線走行と旋回走行でした。会場のあちこちで、カメラ付き携帯で写真を取るお客様の姿が見られ、ASIMOに対する注目度の高さを感じました。
新型ASIMOデモ開催!
身体を傾けながら走るASIMO
旋回走行を披露するASIMO
身体機能と共に新型ASIMOで進歩したのが、周囲の環境を認識する各種センサ類。Hondaが独自に開発したIC通信カードと組み合わせるとASIMOがどんな働きをしてくれるのか、「ASIMOのいる家へ遊びに行く」というシミュレーションを使って解説しました。玄関でお客様をお出迎えしたASIMOは、IC通信カードでお客様の情報を認識し、名前を呼んでからご案内を開始。先導して歩くASIMOからわざと離れて立つと、初めに認識したお客様との距離が開いたことを感知して、「ちゃんとついてきて下さい」と促していました。また、手首のセンサを使って、運んできた飲み物をテーブルの上へこぼさずに置くパフォーマンスや、会場のお子さんと握手するときに、つながれた手を優しく握り返して応える機能も披露しました。シミュレーションが終わり、司会者と手をつないでステージへ向かう時もちゃんと、相手に合わせて歩くスピードを微妙に調節して進んでいました。
テーブルに飲み物を置くASIMO
お子さんたちとASIMO体操
デモンストレーションと映像の両方を交え、新型ASIMOに搭載された様々な技術や機能をご紹介した後は、お子さん達にステージ前へ集まってもらってASIMO体操を実施。最後に記念撮影をして約1時間程のデモが終了しました。

新型ASIMOは今後、2月18日・19日に日本科学未来館、3月25日・26日はツインリンクもてぎ ファンファンラボに登場します。
ウエルカムプラザにお越しになれなかった方はもちろん、お越しいただけた方もぜひ新型ASIMOの姿を見に来てください。

こちらでASIMOの技術についてご覧頂くことができます。