ROUND 04

インドネシアインドネシア セントゥール・インターナショナル・サーキット 2017.08.12(土)-13(日)・AP250 決勝

第4戦 インドネシア

レース1でサリムが優勝、アーレンズが2位、イズディハールが3位。レース2でサリムが優勝、イズディハールが2位、小山が3位

アジアプロダクション250cc(AP250)クラスでは、予選でゲリー・サリム(Astra Honda Racing Team)がポールポジションを獲得。小山知良(RAMA Honda)は4番手、山本剛大(SIDRAP HONDA IKAZUCHI Racing Team.)が10番手となりました。

レース1、ホールショットはサリムが奪い、スタートダッシュをみせ、2番手以下を引き離す速さでレースをリードします。サリムはファーストラップを首位で通過。続く2番手争いは、10台の大きな集団となります。途中、アンディ・イズディハール(Astra Honda Racing Team)が2番手に浮上。小山は5番手につけ、2番手争いの集団から前に出るチャンスを探ります。

イズディハール、アヌパ・サルムーン(ヤマハ)、レーザー・ダニカ・アーレンズ(Astra Honda Racing Team)、小山らがバトルを展開しながら首位を追いかけます。サリムは逃げきり優勝を飾り、2番手争いを制したのはアーレンズ、3位にはイズディハールが入り、Astra Honda Racing Teamが表彰台を独占しました。小山は4位でチェッカーを受けました。山本はトラブルでリタイアとなってしまいます。

レース2は強い風の中でのレースとなりました。サリムは、レース1に続いて主導権を握りレースを引っ張ります。それをサルムーンが追い、イズディハール、小山らが僅差で迫りトップ集団は6台に。途中、イズディハールは2番手を奪います。その後、トップ争いは4台に絞られ、接近戦を展開します。小山は2番手に浮上すると、首位のサリムを追いかけます。トップ4台は並んでコントロールラインを通過、息の詰まるトップ争いを披露し、各コーナーでは激しく順位を入れ替えます。その戦いは最終ラップまで続き、一時、小山が首位に立ちますが、最終コーナーまで攻防を繰り広げ、最終的にはサリムが抜けダブルウイン。2番手にイズディハール、小山は僅差の3位となり、初の表彰台に登りました。

コメント

ゲリー・サリム(アジアプロダクション250cc 優勝/優勝)
ゲリー・サリム 「ダブルウインを決めたかったのでよかったです。レース2はスタートで失敗してしまいました。マシンが浮き上がって出遅れましたが、なんとかトップを奪い返すことができました。両方のレースで勝つことができてうれしいです」

小山知良(アジアプロダクション250cc 4位/3位)アンディ・イズディハール(左)、ゲリー・サリム(中央)、小山知良(右)
「レースウイークにメカニックはエンジンセッティングに苦心して助けてくれました。レース1は、ライバルと勝負することができませんでしたが、レース2ではチームのがんばり、そして向かい風の恩恵を受けてトップ争いができました。レース内容としては、今シーズンの中で一番のものでしたし、次戦に向けて、さらに差を詰めて優勝を目指していきたいと思っています。応援ありがとうございました」

山本剛大(アジアプロダクション250cc リタイア/8位)
「セントゥールは昨年優勝をした得意なコースだったので気合十分に臨みました。しかし、ウイークの最初からマシンが決まらずに悩まされ、苦しい戦いとなりました。レース1はマシントラブルでリタイア、レース2は8位ととても悔しい結果となってしまいました。不調の原因をつきとめ、本来の位置に戻ってこられるように取り組んでいきたいと思います」

リザルト

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
131ゲリー・サリムHonda1220'51.073
2123レーザー・ダニカ・アーレンズHonda12+2.642
323アンディ・イズディハールHonda12 +2.924
471小山知良Honda12 +3.208
599G.ヘンドラ・プラタマヤマハ12 +3.331
6500A.サルムーンヤマハ12 +3.375
1044ムクラダ・サラプーチHonda12 +24.261
17125リッキー・スサントHonda12 +36.472
2317セシュー・ラジブHonda12 +1’07.214
2595ブイ・デュイ・トンHonda12 +1’34.602
DNF119ヤッシン・ガブリエル・ソンマHonda11+1Lap
DNF54スダルモノHonda8+4Laps
DNF11山本剛大Honda4+8Laps

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
131ゲリー・サリムHonda1220'48.769
223アンディ・イズディハールHonda12 +0.018
371小山知良Honda12 +0.219
4500A.サルムーンヤマハ12 +0.276
5123レーザー・ダニカ・アーレンズHonda12 +5.053
696I.プトラ・プラトナヤマハ12 +12.363
811山本剛大Honda12 +20.152
11119ヤッシン・ガブリエル・ソンマHonda12 +20.318
17125リッキー・スサントHonda12 +39.140
1944ムクラダ・サラプーチHonda12 +39.337
2717セシュー・ラジブHonda12 +1'25.390
2895ブイ・デュイ・トンHonda12 +1'34.117
DNF54スダルモノHonda4 +8Laps

ポイントランキング

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
131ゲリー・サリムHonda175
2500A.サルムーンヤマハ115
311山本剛大Honda113
4123レーザー・ダニカ・アーレンズHonda105
571小山知良Honda102
699G.ヘンドラ・プラタマヤマハ68
7198アーウィン・サンジャヤHonda59
1223アンディ・イズディハールHonda36
1446ヴォラポン・マラフアンHonda28
1644ムクラダ・サラプーチHonda26
2075ヘルマン・バハルディンHonda8
22119ヤッシン・ガブリエル・ソンマHonda5
2895ブイ・デュイ・トンHonda0
3054スダルモノHonda0
3520笠井悠太Honda0
3817セシュー・ラジブHonda0
42125リッキー・スサントHonda0

ランキング詳細


フォトギャラリー

ゲリー・サリム

ゲリー・サリム

ゲリー・サリム

アンディ・イズディハール

レーザー・ダニカ・アーレンズ(左)、ゲリー・サリム(中央)、アンディ・イズディハール(右)

アンディ・イズディハール(#23)、レーザー・ダニカ・アーレンズ(#123)

アンディ・イズディハール(左)、ゲリー・サリム(中央)、小山知良(右)

アンディ・イズディハール(#23)、ゲリー・サリム(#31)

ムクラダ・サラプーチ

ヤッシン・ガブリエル・ソンマ

ヤッシン・ガブリエル・ソンマ(#119)、ムクラダ・サラプーチ(#44)

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