Round04アメリカオークランド

2019年1月26日(土)・決勝

会場 : Oakland-Alameda County Coliseum

第4戦 オークランド

ロクスンが5位フィニッシュ

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権第4戦が、オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムで行われました。当地では近年、3時間ほど早めてメインレースが19時に終了するタイムスケジュールを運用してきましたが、今年は通常のナイトレースに戻されました。そのため、昨年は朝9時から行われたプラクティスも正午開始と改められ、強い日差しのもとで計時予選が進行しました。

1回目のタイムアタックでは、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)が52秒709をマークしてトップ。コースコンディションが変化し、ワダチが増えた2回目のセッションでは、チームメートのコール・シーリーの52秒956が最速でした。計時予選総合結果としては、ロクスンが1位、シーリーが2位となり、各々ヒート1とヒート2のスターティングラインナップのトップに名を連ねました。

ナイトプログラムが始まってからのヒート1ではシーリーが2位、ヒート2ではロクスンが2位。両者ともトップから僅差のポジションで決勝に駒を進めました。

メインレースでは、ロクスンがオープニングラップ6番手からポジションアップを図り、先頭集団に食い込んでいきました。中盤11周目には、リーダーのクーパー・ウェブ(KTM)から7秒差の2番手まで浮上しました。この段階でロクスンの背後には、イーライ・トーマック(カワサキ)、マービン・ムスキャン(KTM)、ブレイク・バゲット(KTM)が控えており、ロクスンはデッドヒートに飲み込まれてしまいます。レースは23周でチェッカーが振られましたが、ロクスンは単独5位でフィニッシュしました。

シーリーはスタート8番手から、早めのスパートでトップグループを追いかけましたが、3周目にサンドセクションで転倒し、20番手までポジションを後退させてしまいました。その後シーリーは、ワダチが多くできるミディアム路面に対し相性のよさを発揮。ロクスンをしのぐハイペースでばん回を試みましたが、最終的に11位でゴールしました。

今大会終了時のシリーズランキングでは、ロクスンがポイントリーダーから2位に下がりました。シーリーはランキング8位に浮上しています。

コメント

ケン・ロクスン(5位)
ケン・ロクスン 「オークランド戦の始まり方はとても順調でした。昼間のプラクティスでは非常に乗れていたし、マシンの仕上がりにも満足していました。1番目のゲートピックを得たこともあって、ナイトプログラムに対しても自信がありました。ヒートレースは順調に2位で通過しましたが、コースコンディションに対応するために、マシンセッティングを少しアジャストする必要がありました。メインレースではあまりいいスタートが切れませんでしたが、攻め続けて一時2番手まで上がりました。ところがフープスの攻略に手こずっているうちにリズムを崩し、5位まで下がってしまったんです。決してベストリザルトではありませんが、ケガなどせずに今大会を乗りきれたことに納得しています。ポイントリーダーの座を失ったことは確かですが、たった2ポイントの差です。だから今回のことは長いシリーズの中でのワーストレースとみなせばいいでしょう。ここから巻き返して、来週サンディエゴではまたポディウムに上がりたいと思います」

コール・シーリー(11位)
コール・シーリー「今日がどうだったか振り返ってみて、成り行きには非常に満足しています。メインレースのリザルトに反映されていないことは明らかですが、ライディングはかなり進化しました。自分としては計時予選で好結果を出すことはあまりないんですが、今日はとても乗れていて2番目に速いラップタイムを記録することができました。ヒートレースでも好調で、スタート5番手あたりから2位でフィニッシュしたので、メインレースのゲートピックも有利なものになりました。決勝のサンドセクションで転倒したときは、トップ10内を走っていました。この転倒で失ったポジションをできるだけ取り戻そうとベストを尽くしたんですが、11位までばん回するのが精一杯でした。シーズンはまだ序盤ですし、毎週手応えを感じながら上達していることは確かですが、もっと上位を走って表彰台争いをしたいと思っています」

エリック・キーホー(Team Honda HRC監督)
「今日は2人ともよくやったと思います。メインレースの結果に関して不満はあるでしょうが、ケンにもコールにも見るべき点がありました。彼らはタイムアタックで1-2を独占するほど好調で、2組に分けられたヒートレースでは各々2位に入りました。メインレースでのケンは、前向きに2番手まで攻め上がりましたが、ちょっと苦手に感じるセクションで何台かに先行を許しました。5位というリザルトは望んでいるものではなく、大局的な考え方をしながら健闘しているところなのです。長いシーズンですし、我々はレースを1戦ずつこなしながら成果を積み重ねてまいります。コールも非常に調子がよさそうでしたが、レース終盤の体力にまだ少し課題があると思います」

450SX リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 2 C.ウェブ KTM 21'43.843
2 25 M.ムスキャン KTM +00.760
3 4 B.バゲット KTM +09.126
4 3 E.トーマック カワサキ +13.965
5 94 ケン・ロクスン Honda +20.260
6 15 D.ウィルソン ハスクバーナ +26.783
 
8 10 ジャスティン・ブレイトン Honda +44.635
11 14 コール・シーリー Honda +1Lap
13 42 ビンス・フリージー Honda +1Lap
22 99 オースティン・ポリテッリ Honda +13Laps

450SX ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
1 2 C.ウェブ KTM 83
2 94 ケン・ロクスン Honda 81
3 3 E.トーマック カワサキ 80
4 25 M.ムスキャン KTM 79
5 51 J.バーシア ヤマハ 72
6 15 D.ウィルソン ハスクバーナ 69
 
8 14 コール・シーリー Honda 56
9 10 ジャスティン・ブレイトン Honda 52
13 42 ビンス・フリージー Honda 42
18 27 マルコム・スチュワート Honda 17
21 41 ベン・ラメイ Honda 14
22 805 カーレン・ガードナー Honda 11
26 941 アンジェロ・ペレグリーニ Honda 4
27 99 オースティン・ポリテッリ Honda 3

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