検索

ROUND 02

アメリカサンディエゴ Petco Park 2017.01.14(土)・決勝

第2戦 サンディエゴ

ロクスンが開幕2連勝。前戦とは異なる勝ちパターンを顕示

カリフォルニアで開催される大会が続くこの時期は、ロサンゼルス郊外コロナにあるHonda専用コースで練習やセッティングが行われるものですが、今週に限っては月曜からほぼ毎日雨天が続き水浸しとなったため、このコースでの走行は中止されました。

チームはドライな環境を求めて、アリゾナ州カサグランデにあるコース、モトランドに移動して練習を行いました。この「アリゾナ・キャンプ」に参加したのは、ロクスン、コール・シーリー(Team Honda HRC)、アンバサダーのアンドリュー・ショート、テストメカニック、トレーナーの5人。空路と陸路に別れて火曜日にフェニックスへ移動し、木曜日にロサンゼルスエリアに戻りました。

モトランドはだれでも走れるモトクロス場ですが、スーパークロスのコースも併設されています。レイアウトは比較的易しいものでしたが、路面が適度に荒れていたこともあって、本番に向けた格好のシミュレーションになりました。ロクスンとシーリーが絶好調ということもあって、アリゾナではマシンのテストなどは行われず、ライダー2人はお互いに競り合いを楽しみながら走り込みました。

サンディエゴでは金曜の未明に雨が上がり、その後は好天に恵まれました。第2戦の会場となるペトコ・パークに造成されたコースは、降雨の影響を受けながらも設計通りのセクションが配置され、ドライ時と比べてもそん色のない好レースが展開されました。

20分+1周のメインレースでは、オープニングからライアン・ダンジー(KTM)とロクスンの一騎打ちとなりました。ウエットな路面に細心の注意を払いつつ、1秒に満たないビハインドを保ちながら機会をうかがっていたロクスンは、8周目にダンジーをかわしてトップに浮上。以後20分を経過するまで、延々と続いたテール・トゥ・ノーズの反撃を振りきり、開幕2連勝を飾りました。

ヒートレースを5番手、セミファイナルでトップとなり、メインに進出したシーリーは、トップ10スタートから序盤4番手を走行していました。終盤はジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)、イーライ・トーマック(カワサキ)の先行を許しましたが、18周目にトーマックを逆転し、24周となったメインレースで5位入賞を果たしました。

開幕戦ではロクスンのスタート・トゥ・フィニッシュが圧倒的でしたが、今大会ではヘアピンコーナーでダンジーのイン側に飛び込み、トップの座を奪ったコーナリングが印象的でした。クイックなライン変更やタイトなターンを可能とする17年型「CRF450R」の性能を武器に、ひと味違う勝ちパターンを披露したロクスン。この2連勝によって、ディフェンディングチャンピオンのダンジーに対し、6ポイント差の首位に立っています。

サンディエゴで「ミリタリー感謝レース」が行われるのは、今回で4年目になります。各チームがマシンやウエアに、愛国心に満ちたカラーリングや迷彩柄を施すことで、軍隊に敬意を表すプロジェクトです。Team Honda HRCは今回、2台のマシンをそれぞれ別のデザインで仕上げました。ロクスンのマシンはグレーのカモフラージュ、シーリーのマシンは星条旗をモチーフにしたスペシャル仕様。今大会限定のこのマシングラフィックは、両選手が着るウエアとのコラボレーションでした。

コメント

ケン・ロクスン(優勝)
ケン・ロクスン 「ライアン・ダンジー(KTM)にずっとマークされていたので、少しも気が抜けないレースでした。コースはあちこちでかたちが崩れて、路面はものすごく荒れていましたが、実はそれもおもしろい部分です。ファンの皆さんもレースを存分に楽しんでくれたことでしょう。やっぱり優勝をかけた熱いバトルを見たかったはずですから。ポディウムの中央に再び立てたので、今回のリザルトにはとても満足しています。実を言うと、先週の勝利よりも今回の方がうれしい。AMAスーパークロスの優勝記録を毎週更新中ですが、次回のアナハイム2にもポジティブな気持ちで臨めそうです」

コール・シーリー(5位)
コール・シーリー 「今夜はすごくうまくいったと思います。スタートがもっと決まるようにと努力しているところなんですが、メカニックのリッチがセッティングを変えてくれたこともあって、セミファイナルの間はとても気分よく走れました。メインレースでもそれを応用したら、まずまずのスタートが切れて、一時的にですが4番手までポジションを上げることができました。その後6番手まで後退しましたが、少しずつ差を詰めていった結果、(イーライ)トーマック(カワサキ)を抜き返すことができました。自分のライディングとマシンセッティングの両面で、正しい方向に一歩踏み出せたような気がします」

ダン・ベトリー | Team Honda HRC監督
「とてもハラハラする展開だったので、レースが終わった今になって、ようやくうれしい気持ちが込み上げてきています。ストレスで私の白髪が増えたことは間違いありませんが、正にファンが待ち望んでいた好レースでしたね。前戦ではロクスンが16秒差で優勝しましたが、ちょっとできすぎでした。実力はもっと拮抗しているはずなので、今後はロクスンとダンジーの間で、もっと激しいバトルが繰り広げられることでしょう。ロクスンの開幕2連勝は文句なしですが、この好成績に油断することなく、1戦ごとにリセットして謙虚な気持ちで取り組んでいきます。第3戦アナハイム2に対する心構えも同様です。シーリーに関しては、彼本来の実力をレース本番で発揮できていないのが実情です。原因究明と対策を講じているところですが、妙案が見つかればシーリーはすぐにでもポディウムに登壇することでしょう」

アンドリュー・ショート | Honda ブランドアンバサダー
「アリゾナ・キャンプを勧めてくれたのは、ジャスティン・ブレイトン(Honda)です。思いついたのは私ではなく、彼のアイディアでした。連日の雨で、南カリフォルニアには走れる場所がなくなり途方に暮れていたところ、天気のいいアリゾナまで行けばスーパークロスの練習コースがあると……。ほかのチームは近くのヒーメットで走ったそうですが、先週の練習量に限れば我々が一番多かったはずです」

450SX リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
194ケン・ロクスンHonda21'28.796
21R.ダンジーKTM+02.589
325M.ムスキャンKTM+21.680
421J.アンダーソンハスクバーナ+28.977
514コール・シーリーHonda+40.918
63E.トーマック カワサキ+43.672
732W.パイク スズキ+43.976
818D.ミルサップスKTM+48.583
922C.リードヤマハ+55.687
1019J.ボーグルスズキ+1Lap
1561ビンス・フリージーHonda+1Lap
1710ジャスティン・ブレイトンHonda+2Laps
1940 フレデリック・ノレンHonda+2Laps
21 80 カデ・クラソンHonda +4Laps

450SX ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
194ケン・ロクスンHonda50
21R.ダンジーKTM44
325M.ムスキャンKTM40
421J.アンダーソンハスクバーナ36
53E.トーマックカワサキ31
614コール・シーリーHonda31
718D.ミルサップスKTM27
832W.パイク スズキ27
933J.グラントカワサキ22
1019J.ボーグルスズキ20
1610ジャスティン・ブレイトンHonda10
1761ビンス・フリージーHonda10
2240 フレデリック・ノレンHonda2
23800マイク・アレッシHonda1
24 80 カデ・クラソンHonda1

ランキング詳細

フォトギャラリー

ケン・ロクスン

ケン・ロクスン

ケン・ロクスン

ケン・ロクスン

ケン・ロクスン

コール・シーリー

コール・シーリー

コール・シーリー

コール・シーリー

ニュース