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13:夏の木陰を駆け抜ける多摩湖周遊サイクリング(埼玉県/04.8.4)

今回のコースを考えていたところ、以前、初の東京編で「4+2ing」を楽しんだグラビアアイドルの長峰ゆか嬢がまた参加したいとの話を耳にした。 それならばということで即、東京編・第三弾が決定。 Skipper.Hの名代、Skipper.Tとニューシビックに出陣の命が下った。 さらにいつもお世話になっているHondaのご担当M氏にも「4+2ing」の生の魅力を感じて欲しいとお誘いしたところ快諾を得、ご同行頂くことになった。
コースは埼玉県にある多摩湖周遊サイクリングロード。 初心者も多く、真夏の暑い中を走ることを考え、約10.2kmのここを選んだ。 使用する自転車は、ブロンプトン3台とタイヤサイズ12インチのさらにコンパクトなFrogが1台の計4台。 今まではFrogと同じr&m社製のBD-1を良く使用していたのだが、4台積まなければならないのでBD-1よりも小さなFrogの登場となった。 ブロンプトンは過去二回の東京編での取材でも使用し馴染み深い車種だが、Frogは初めて。 一見してその小ささに驚く。 折り畳み方もBD-1とほぼ同じで、小さいながらかなり出来る奴といった感じ。 これならきっちり積めそうだと思った通り、4台がシビックのラゲッジ・スペースにぴったり収まった。
まずはSkipper.Tが茅場町の事務所を出発。 シビックは今日もすこぶる快調である。 抜群の安定感で東京の町並みを軽やかに抜けていく。 そして川越街道、府中街道、新青梅街道を経由し多摩湖方面へ向かう。
空模様は灰色の雲が浮かびどんよりとした妖しげな気配。 おいおい今日は晴れると言ってたじゃないか。 しかし目的地に近づくにつれ強い祈りが通じたのか、空は青く、雲は白く、さわやかな夏の青空が広がってきた。 よし絶好のサイクリング日和になりそうだ。
集合場所の西武遊園地駅で、待ち合わせた参加者の方々をピックアップし、スタート地点である狭山緑地の無料駐車場へ向かう。 長峰ゆか嬢とは約半年ぶりの再会だったが、「前回のサイクリングが楽しかったので、今回も楽しみにして来ました」と嬉しい言葉。 そしてもう一人は、まだ弱冠17歳のデビュー間もない大津あずさ嬢。初参加のあずさ嬢とM氏に今日は思う存分「4+2ing」の魅力を体感してもらおう!
駐車場に着いて、自転車の披露。 今回、3台のブロンプトンは、M氏と女性二人に割り当てられ、FrogはSkipper.T。 ここで初めて自転車を目にしたあずさ嬢は、「ちっちゃ〜い」「こういうのっていくらぐらいなんですか?」とまずは興味津々の様子。 一方、ゆか嬢は二度目なので余裕の表情で降ろした自転車を扱っていたが、前回から少し時間が経っていたせいもあって、組み立て方がうろ覚え。 しかしちょっとポイントをアドバイスしたら、そうだったとすぐに思い出して組み立て完了。 この簡単さがブロンプトンの良い所である。 初参加のお二方には、手順をひとつづつアドバイスするとコンパクトサイクル初心者にも関わらずスイスイと簡単に組み立て終わり、準備もあっという間に完了してしまった。
しかし忘れてはいけないのが乗車前の点検。 各自転車をチェックして回っていると、1台のブロンプトンの前輪の空気圧が少し足りない。 ゆか嬢が空気入れをかって出てくれ、そばで興味深げにあずさ嬢が見守る中、事前確認も無事に終わり、ついに出発の時がやって来た。
写真1
■ 今回はBROMPTON×3、BD-Frog×1の計4台編成。Honda車のラゲッジ・スペースの広さにはいつもながら感動する。

写真2
■ 4plus2ingには今回が初登場となるr&mのBD-Frog。小さいからといってもあのBD-1の弟分である。しっかりした走りは血筋を感じさせる。

写真3
■ 自転車の組み立て。BROMPTONは初心者にもやさしい折りたたみ機構である。ポイントさえ押さえればアっという間に組み上げられる。

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■ こちらも組み上がった模様。各ジョイント部分、空気圧等、乗車前の点検は忘れずに。 ■ 本日のコースを確認。保谷狭山自然公園、自転車コース全体は21.9kmあるが、本日は多摩湖の周囲のみを回るコースを選んだ。 ■ さあ!多摩湖周遊の旅に出発!
駐車場を出るとすぐに多摩湖の周囲をぐるっと回っている自転車道に出る。 この自転車道は歩行車道と兼用で、歩行者優先なのだが、さすがに平日の午前中だと人通りはほとんどなく、自分の庭感覚で悠々と進むことができる。
ただ景色はというと、途中に何カ所かあるビューポイント以外の場所では、湖をしっかり見ることができない。 実は多摩湖は、正式名称を「村山貯水池」といい、我々の飲み水を供給してくれている大事な水源としての役割があるので、湖の周囲は植林で覆われ、フェンスで保護され、人が簡単に近づいたり、何か余計な物を投げ込んだりしないように、厳重に守られているのである。 そういうわけで道中のほとんどは、植林の向こうに見え隠れする湖を垣間見る程度なのだ。 ただそうなってくると逆にビューポイントへ行って湖を見るのが楽しみになってくる。 多摩湖の自転車道はゆるやかなアップダウンが多く、道の整備もきちんとされているので非常に走りやすい。 もっと景色を楽しみたい人やもっと走りがいのあるコースを望まれるサイクリング中級以上の方には、少し物足りない部分があるかもしれないが、初心者の方やゆっくりとサイクリングを楽しみたい方にはうってつけのコースだろう。
天候は朝の不安定な雰囲気が嘘のようにしっかりと晴れ。 何もせず立っているだけでもどんどん汗をかくほどの暑さ。 ただ雲が多かったおかげで、時々太陽が隠れてくれるのがありがたい。 自転車道も植林のおかげで道の大部分を木々が覆っており、道中のほとんどが日陰で、暑さにめげることなく走ることができた。
いくつかのアップダウンを越えたところで鹿島橋という大きな橋が見えてきた。 多摩湖は上貯水池と下貯水池に分かれていて、 この鹿島橋地点が上下の貯水池を分断している道路の南側にあたる。 全長160mの自転車・歩行者専用橋で利用者にとってのランドマーク的な意味を持つ橋となっていて、橋を渡り終えた地点には鹿島休憩所がある。 サイクリングも始まったばかりでまだ元気が溢れているところだったので、ここは休憩を取らずに前進する事を選択。 休憩所を後にして再び走り始める。
ここから昼食ポイントであるレストラン付近までは観光ポイントがあまりない。 ひたすら走り、ひたすらペダルを漕ぐことの繰り返し。 しかしいまだに多摩湖の輝く姿を見ることができていない。 多摩湖よ、お前はどこにいる。
乗っている時は風を受けているので涼しいが、止まってしまうとやはり暑さが効いてくる。 女性陣も「体力は全然平気だけどすごい暑い」。 ペットボトルのミネラルウォーターを飲んで一息入れたり、途中にあった休憩所でしばし休息をしたりしながら走り続ける。
スタートしてから1時間ほど走ったところでようやくレストランに到着。 だがそのレストランの少し手前で神社らしきものを発見。 最初はそのまま通り過ぎてしまったが、なんか気になるので寄ってみようということに。
そこはかつて水神社が祀られていたという「玉湖(たまのうみ)神社」。 今は管理されておらず昭和42年以降ずっと空き家になっているらしく、寂しく荒んだ様子になっていた。 最奥の昔神様が祀られていたであろう鉄製の扉は鍵が壊れているのか、いくつかの石で開かないように止められていて、「絶対、中に(恐ろしい)何かが封印されてる」と一同、突然の真夏の恐怖におののく。 一応写真撮影もしたが、変な物が写ってないことを祈るのみ。
気を取り直して待望のランチタイム。 今回昼食を取ることになったレストラン「ブルーベリー」は、地元でも結構有名な洋食屋さんで、パスタやステーキがおいしいと評判のお店。 入り口ではショーウィンドウに入ったたくさんの特大ケーキがお出迎え。 冷房の効いた雰囲気の良い店内で前半戦の疲れを癒しながら、しばし休息。 ここまでの行程について語り合い、ゆっくりと後半戦への英気を養う。 腹ごしらえも出来たところでいざ後半戦だ。
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■ 緑美しい多摩湖周辺の自転車道。ひっそりとした空間が夏の暑さを和らげてくれる。

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■ フェンス越しに覗く多摩湖(村山貯水池)。我々の大切な水源なのでこういった厳重なガードになっている。

写真9
■ 全長160mもある鹿島橋。

写真10
■ 鹿島橋を渡りきると鹿島休憩所がすぐに現れる。しかし旅はまだ序盤。休まずに一路ゴールを目指す。

写真11   写真12   写真13
■ 問題の「玉湖(たまのうみ)神社」。確かに・・・夜にここを訪れたら男性でもちょっとコワイだろう。 ■ レストラン「BlueBerry」。外装もオシャレな雰囲気で、なんとなく山下達郎の歌が聴こえてきそうである。 ■ 腹ごしらえも終わって、後半戦の体力はバッチリだ。というわけで、さぁ行くぞ若者よ。
後半はゴールの狭山公園を目指す。 レストランから300メートルほど走ったところで大きな吊り橋・多摩湖橋が見えてきた。 多摩湖橋は先ほど通った鹿島橋のちょうど真向かいに位置している多摩湖自転車道におけるシンボル橋だ。 そしてここへ来てようやく念願の多摩湖の勇姿が!
橋の中央から、遂に遂に待ち焦がれていた多摩湖の輝く水面を目にして、一同の表情には感激と同時に安堵の気持ちが広がる。 しばらく美しく佇む多摩湖に見惚れ、存分にそのきらめきを味わった後、元気をもらってまた走り出す。
午前中には結構あった雲が、お昼を過ぎてからはあまりなくなってしまい、木陰のなくなった自転車道に直射日光が降り注ぐ。 暑さにめげずに走っていると白くて丸い巨大な建物が左手前方に見えてきた。 西武ライオンズの本拠地、西武ドームだ。
西武ドームは屋根と球場の間が広く開いていて、自転車道がドームのすぐ横を走っているため、近くから中を見ることが出来る。 さすがにグラウンドは見えないが、スタンド席が簡単に見える。西武ドームを過ぎるとゴールまであとわずか。 前方に西武遊園地のジェットコースターや観覧車の姿が現れ、ゴールの狭山公園に到着した。
さすがに半日近く一緒に過ごしたせいか、一同の自転車の畳み方も板に付いてきて、スタッフがあまり手伝わなくても結構出来るようになっていた。 彼女たちに感想を聞いてみると、二度目のゆか嬢は「前回より楽しかった」、あずさ嬢も「すごい楽しかった。また呼んで下さい」と嬉しい事を言ってくれた。 バイク好きのM氏にも「自転車もなかなか楽しいね」と言って頂けた。 みなさんに喜んで頂けたことが何よりの収穫である。
こんな楽しくにぎやかな「4+2ing」にすることができたのは一重に一緒に走って下さったみなさんのおかげ。 真夏の暑い中、本当にありがとうございました。 そしてみなさんへの多大なる感謝の思いを胸に、4台の自転車を積み込んだ我らがニューシビックは多摩湖を去ったのであった。
写真14
■ 多摩湖のかがやく水面。夏の陽光に輝くブルー、生い茂る緑。夏のエネルギー満開といった感じである。

写真15
■ 西武ドーム球場。今年ニューヨークメッツで大活躍中のメジャーリーガー松井稼頭央の古巣である。

Map
■ 多摩湖周遊サイクリングロードは、大規模な自転車/歩行者兼用道路である保谷狭山自然公園自転車道の一部で、名前の通り多摩湖をぐるっとまわる距離約11.2kmのコース。路面状態が良く、適度なアップダウンもあって楽しい。
今回は時間の都合上行けず地図上から省いているが、直線コース(10.7km)が狭山公園の南東から出ていて、この多摩湖周遊コースにつながっている。
Map2
■ 東京都内から関越自動車道に乗り、所沢ICより県道463号線約11キロ約30分。
■ 4+2ing INDEX
■13:夏の木陰を駆け抜ける多摩湖周遊サイクリング
    (埼玉県/04.8.4)


■12:新緑の奈良を走るー奈良・歴史の道
    (奈良県/04.5.18)


■11:春を感じにー武蔵丘陵森林公園
    (埼玉県/04.3.23)


■10:3人娘と若洲海浜公園
    (東京都/04.1.20)


■09:4+2+WON!ダフル浜名湖−1
    (静岡県浜松市/03.10.19)


■08:鯨の町-雨あがりの太地町
    (和歌山県太地町/03.7.20)


■07:マダムTのコーディネイトで巡る、
    水と緑の城下町。(兵庫県赤穂市/03.5.3)


■06:幕末維新の足跡〜新撰組が、竜馬が...。
    激動の歴史舞台をめぐる(京都市内/03.3.20)


■05:北大阪周遊自転車道
    (大阪 02.11.21)


■04:アクシデントの恋路ヶ浜
    (愛知県/伊良湖 02.8.16)


■03:早春のびわ湖よし笛ロード
    (滋賀県/近江八幡 02.3.23)


■02:山中湖周遊と富士五湖巡り
    (山梨/山中湖 02.1.1)


■01:桂川サイクリングロード
    (京都/嵐山 01.11.23)